基本的な対策を学ぶ

未病対策

私たちの普段の健康状態をみると、「ここまでは健康、ここからは病気」と、明確に区分できるわけではなく、現実にはその間で連続的に変化しています。
中国の古い医学書では、そうした状態を「未病」、さらに、より健康な状態に近づける取組みを「未病を治す」と表現しています。

未病を治そう!生活習慣を見直そう!

運動不足や過食など不適切な生活習慣は、その積み重ねの中で次第に病に近づいていく点で、「未病」の最たるものです。生活習慣を改善できれば、生活習慣病や、それに続く脳卒中や心筋梗塞などの重篤な病気の発症を未然に防ぐことができ、「未病を治す」ことにつながります。また、生活習慣病は、健康寿命を縮め、要介護の大きな要因ともなっています。

虚弱化が進む前に、食・運動・社会参加を!

高齢期に要介護状態になっていく過程を「虚弱化」とも言いますが、運動習慣やバランスの良い食生活、社会参加などにより、虚弱化の進行を遅らせることができ、より長い間、自立した生活を続けることができます。これも「未病を治す」取組みと言えます。

引用)「未病を治すかながわ宣言」