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この数年、人気となっているサウナ。漫画を原作としたドラマ「サ道」がきっかけとなって、サウナや水風呂を繰り返してトランス状態になる「ととのう」や、サウナ活動の「サ活」などの言葉がトレンド入りするほどの人気になりました。

 

 

石の熱気や水をかけることで上がる蒸気。高温の部屋でたっぷりの汗をかくことは、ストレス発散や心身のリラックスにもなります。疲れがとれるので、ぐっすりと眠ることができるのではないでしょうか。

 

ひと昔ならば、男性の聖地のような場所だったかもしれませんが、女性客にも利用しやすいよう、内装や設備などにも力を入れておしゃれ施設も増えています。

 

そんなサウナの新店が、横浜中華街にオープンしたとのことなのでご紹介しましょう。

 

中華街散策に寄り道「HARE-TABI SAUNA &INN」

活気が戻ってきた横浜中華街に、今年415日にオープンしたのが「HARE-TABI SAUNA &INN」。 非日常(ハレ)の旅と横浜の魅力をつなぐ、最高に夢のあるサウナ体験を提供するという観光地横浜ならではのコンセプトの施設です。

 

女性サウナである「煙突サウナ」には、汽船の煙突のようなサウナストーブがあり、水を熱した石(サウナストーン)にかけるロウリュを中国茶で行います。蒸気が立ち上ることで、中国茶の香りでリラックスすることができるのです。

 

室内の湿度や体感温度も上がるので、汗をかくのも気持ち良いですね。かけ水には、アロマ水を使用する施設もありますが、中国茶とは!まさに中華街ならではですね。

 

一方、男性サウナ「蒸機サウナ」には、日本初導入だという近代産業の発祥地である横浜を象徴した、ドイツ製の大きな水車(車輪)式サウナストーブがあります。「煙突サウナ」はセルフロウリュですが、こちらは30分ごとに発動するオートロウリュが楽しめるとのことです。

 

 

他にも、サウナと交互に楽しみたい水風呂には、昭和7年創立の中華街の老舗薬局である「更生堂」が監修した火照った体を整えるために厳選したという漢方水風呂なんです。

 

ロウリュの熱波によって思いっきり汗をかくと気持ちがいいですよね。いやなことも忘れてしまうし、心のデトックスにもなって気持ちが楽になります。私の友人はサウナに入って仕事のアイデアを考えたりすることもあって、意外に良いアイデアが生まれるとか。集中できておすすめと言っていました。

 

休憩スペースには、横浜の港らしさのある赤煉瓦建築をコンセプトにしたデザインのゆったり空間が広がっています。クレンジングやドライヤー、アメニティも揃っているので、安心ですね。

 

サウナをオープンする際には、サウナに合ったドリンクの開発にも尽力したとのことで、サウナに入る前には、発汗作用が促進するような生姜や炭酸の効いたドリンク。サウナの最中には、ビタミンやミネラルを補給する、プーアール茶やジャスミン茶をアレンジしたデトックスティー。サウナの後には、体から抜けた水分を取り戻すための自家製フルーツ牛乳や「横浜ビール」とのコラボビールなどを提供するなど、サウナ以外のお楽しみもたくさんです。

 

 

また、サウナ利用者限定で予約ができる、中華街の名店「重慶飯店」とのコラボコースとして、共同企画した日本初の「中華サ飯コース料理」を堪能できます。 麻婆豆腐や辣子鶏といった四川料理ならではのメニューが揃う嬉しいコース。唐辛子や花椒の辛さや刺激があるので、料理を食べても「ととのう」こと間違いなしですね。

 

サウナで体も心も整えることで、日常生活や仕事にも精力的になれるし、汗をかくことでストレス発散にもなるし、楽しく「サ活」してみてくださいね。

 

ロウリュでコラボの中国茶店「梧空」

最後に、今回サウナで使用しているロウリュの中国茶は、横浜中華街で人気の中国茶店「梧空」のものです。

 

中華街に2店舗あり、私は特にカフェが併設されている「梧空茶荘」がお気に入りなんです。

 

 

お店には50種類以上の茶葉が販売してあり、茶器やお茶請けの中国菓子など、魅力的な商品がたくさん揃っています。2階は茶房になっていて、茶器を使って中国茶を飲むことができます。白玉を使ったデザートや中国菓子などもあり、お茶と一緒に楽しむことができて、すごくリラックスできる空間なので、ぜひ訪れてみてくださいね。

 

 

HARE-TABI SAUNA &INN

https://hare-tabi.jp/

 

◆重慶飯店

https://www.jukeihanten.com/

 

◆梧空

https://www.goku-teahouse.com/

 

※行かれる際は、店舗の最新情報を確認しておでかけください。

 

 

伊能 すみ子

伊能 すみ子
INOU SUMIKO

食の専門家であるフードアナリスト1級。
気象番組ディレクターを経て、日本をはじめ世界各国の料理や食文化を学ぶ。
エスニック、スイーツを中心に、様々な食の情報をテレビ、雑誌、ウェブなどのメディアにて提案、執筆。
自らのアンチエイジングフードのポイントは「スパイス」。
古代エジプトより薬として活用されたスパイスをこよなく愛する。
●ブログ『恋しいアジア』~アジアンフードディレクター伊能 すみ子~更新中

●著書『マカオ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。』(amazonのサイト)

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