アンチエイジングニュース

11月7日は立冬。暦の上では冬となり、そろそろ冷えが気になる季節になってきました。

アンチエイジングのためにも、「冷え対策」は欠かせません。

 

「立冬」の時期は、秋から冬に季節が移り変わるタイミングであり、昼夜の寒暖差も激しくなるため、一年で最も体調を崩しやすい時期と言われています。

特に、これからの季節は「冷え」からくる不調も多くなります。昔から「冷えは万病の元」と言われていますが、「冷え」を根本から解消するには、腸内環境を整えることがとても重要です。

オンラインの漢方相談サービス『わたし漢方』でスタートした「冷え腸」によって引き起こされる様々な冬の不調に関するオンライン漢方相談のサービスをご紹介します。自宅にいながら、こちらのサービスは、薬剤師とLINE上で相談して自分にあった漢方薬を配送してくれますので、寒さでお出かけが億劫な方もぜひチェックしてみては。

 

 

「冷え腸」になっていませんか?

腸は主に「消化」「吸収」「排泄」「解毒」などの働きを担っています。ビタミンやホルモン、酵素の合成にも関わっていたり、また、腸には免疫細胞の70%が集まっていると言われています。腸が冷えると、下痢や便秘になりやすかったり、お腹の張りによる不快感、便秘と下痢を繰り返す、胃痛や胃もたれなどの胃の不調など、消化吸収や排泄に関わるトラブルが増えます。また、全身の血行不良や栄養が回りにくくなり、細胞の働きが低下するため様々な不調の連鎖が始まります。

逆に、温めて腸の働きを整えていくことで、キレイな血液をつくることができるようになり、代謝や免疫機能の向上、ストレスの緩和などに繋がっていきます。また「肌は腸の鏡」と言われることもあるように、肌トラブルの解消についても、外側からのスキンケアだけでなく、内側からのケアが重要です。

 

 

「冷え腸」が引き起こす不調の連鎖

「冷え腸」により、消化吸収や排泄トラブルを抱えてしまうと、食べ物からの栄養の消化吸収が充分できないため、体に必要なエネルギーや養分が不足した状態になってしまいます。この状態が続くと、血流や老廃物が滞ってしまったり、熱をつくりだせなくなり、結果的に低体温や冷え性、疲れやすい、風邪をひきやすい、アレルギー症状の悪化、むくみ、肩こりや頭痛など、他の不調が出やすくなったり治りにくくなっていきます。

 

また、お腹が冷えることにより、同じ下腹部にある子宮も冷えやすくなります。月経トラブルや妊活など、婦人科系のお悩みを抱えている方は要注意です。

 

最近では、腸で脳の神経伝達物質をつくっていることも分かってきており、腸の働きが悪くなると脳の機能にも影響して、集中力低下、やる気が出ない、うつなど心の不調にも繋がると言われています。

このように他の不調のように見えても、詳しく伺うと、胃腸の弱りも感じていたり、お通じの不調を抱えている方が多く「冷え腸」が要因で不調の連鎖を起こしているケースは少なくありません。こういった場合は、日々の養生などにも目を向けて胃腸の働きを立て直し、冷えない腸になるための体質改善の取り組みが重要になります。

 

 

日常に取り入れたい腸温活術

【食事編】

食べ物にも温める性質の食材・冷やす性質の食材があります。例えば、キュウリやナス、スイカなど暑い季節が旬の食材は、余分な熱を冷ます性質があります。腸温活のためには、体を温める性質の食材を積極的にとるのがオススメです。根菜類や芋類、玉ねぎ、にんにく、しょうが、にんにく、ネギ、シナモン、黒砂糖などを積極的に取り入れて身体を中から温めましょう。もし、身体を冷やす性質の食材をとる場合は、温める性質のある食材と合わせたり、加熱してとりましょう。野菜も生野菜ではなく温野菜にしたり、おでんやみそ汁など暖かい調理法を意識できるとよいですね。

 

他にも、血肉をつくり、体内の熱(エネルギー)をつくり出すためのタンパク質もしっかりとることや、腸内細菌を整えてくれる乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌、漬物・納豆・味噌・キムチ、甘酒などの発酵食品、善玉菌のエサとなる食物繊維も腸温活に最適です。反対に、腸内環境を悪化させてしまうような、肉食中心の食事や、脂っぽいもの、甘いもの、味の濃いもの、添加物の多い加工食品、アルコールなどの取り過ぎは気をつけましょう。

 

 

【生活習慣編】

自力で熱を作り出すためには、筋肉をつけることも必要。腸の動きを良くするためにも、運動習慣は大切です。座りっぱなしの体勢を避けたり、ウォーキングなどの有酸素運動も効果的です。また、ストレッチや腸もみなどの腸を刺激するマッサージも有効です。余力があれば筋トレなども取り入れ、熱を自家発電できる身体づくりを心がけましょう。

 

また、そもそも身体を冷やさない工夫も忘れてはいけません。薄着を避け、腹巻やカイロ、湯たんぽ等でお腹・腰周りを温めましょう。また夜はシャワーではなく湯船に浸かり、しっかりと温まることも大切です。交感神経が高まると腸の活動が弱まるため、しっかりと睡眠をとること、ストレスをリセットするためのリラックスケアも効果的です。

 

 

 

【漢方編】

「冷え腸」には、山椒、乾姜、人参、半夏、茴香、桂皮、膠飴、蘇葉など温める性質のある生薬がよく使われます。他にも、漢方薬で使われる生薬には、利水の働き、気を補う、血を巡らすなどの薬効の他、どの臓腑に働くか、味などの特徴に加え、冷やす・温めるなどの性質があり、出ている症状や本来持っている体質に合わせて有効なアプローチを選んでいきます。

 

 

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情報提供:『わたし漢方』公式ページ

 

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