アンチエイジングニュース

アンチエイジング 美食スタイル

今年は、寒さが長引いていて桜の開花を待ちながらの春の始まりとなりましたが、それでも春はウキウキしますね。東京では新名所となる施設が続々と開業していて、おでかけするのも楽しくなります。

今回は、豊洲に21日にオープンした“東京江戸新名所”である「豊洲先客万来」でアンチエイジング探しをしてみました。どんなアンチエイジングに出会えるでしょうか!

 

全国からおいしいもの大集合

築地市場が移転したことで注目されている豊洲エリア。ここは、豊洲市場からすぐに誕生した食楽棟の「豊洲場外 江戸前市場」と温泉棟の「東京豊洲 万葉俱楽部」からなる施設「豊洲 先客万来」です。

テレビや雑誌などでも話題になっていたので、どのような施設なのか気になっていました。江戸の街並みを再現したという敷地内には、食べ歩きやアルコールのお供にぴったりな料理がたくさん揃っていていい香りが漂っています。

食楽棟は1階から3階まで、店内飲食&テイクアウトの店やレストラン、フードコートなどのその場で食べられる店舗や野菜や果物、卵の専門店、東京土産にもぴったりなオリジナルグッズの販売エリアもあって、コンパクトな造りの建物に見どころ満載です。店舗は午前10時からオープンしているので、ゆっくりグルメ散策できますよ。

 

足湯でアンチエイジング

さっそくグルメのご紹介!といいたいところですが、実はまず行ってみてほしいのが温泉棟なのです。

全国に展開する万葉倶楽部グループの温泉施設で「万葉の湯」としても有名ですね。温泉、サウナ、岩盤浴、ウェルネス、宿泊施設もあって、こちらは24時間営業です。

そして午前10時から利用できる屋上は、なんと足湯庭園になっているのです。万葉の湯といえば、箱根や湯河原から毎日温泉を運んでいますが、足湯には湯河原温泉が使われています。施設自体は別途料金がかかりますが、足湯庭園は無料で利用できますよ。豊洲のウォーターフロントが一望できるパノラマは圧巻です。

足湯するだけでも、体中が温まりますし、新陳代謝も高まってきますね。“第二の心臓”といわれるふくらはぎもしっかり温めて、血流の循環を整えていきましょう。

体もポカポカ足も軽やかに散策できますね。

 

海鮮三昧でアンチエイジング

豊洲という場所柄、海鮮類が気になりますよね。まぐろバーガー、鮎の串焼き、カツオの藁焼き、生ガキなどが、全国から集結し揃っていますよ。

おすすめはやはり寿司でしょうか。

3階にあるフードコートとレストランが集まるフロアにある「銀座 鮨たじま」に行ってみました。

豊洲市場をはじめ、様々な市場から鮮魚を取り揃えている銀座の名店が豊洲に海鮮丼専門として出店。握り寿司やちらし寿司なども提供しています。

こちらは、酢飯に赤酢を使用した海鮮丼(上/2750円)。マグロ、サーモン、アナゴ、ホタテなど盛りだくさん。必須ミネラル、ビタミン類、不飽和脂肪酸、様々な栄養素や機能性成分も豊富で、いろいろと食べられるのが海鮮丼の魅力のひとつですね。楽しくて、おいしくて、気分も上がる食事になります。

 

ショッピングも楽しいアンチエイジング

目の前に焼かれている様子やおいしい香りが漂ってくると、満腹と思いながらもついつい食べてしまいますよね。

築地場外でも有名な卵焼き専門店「丸武Premium」。店頭のガラス越しから卵を焼く様子をみることができます。

名物となっている「卵焼き」(300円)は外国人客にも人気で、食べきりサイズなのもいいですね。だし巻き卵やプリンもあるので、自宅用や手土産にもぴったりです。

さらに卵といえば、生卵の専門店も館内にありました。卵はタンパク質満点。美容成分のコラーゲンもたっぷりですよね。鉄分やカルシウムのような栄養素もバランスよく含まれています。

館内には、豊洲場内の青果仲卸店も出店しているので、野菜や果物を買うこともできます。

冬から春へ旬が変わる時期である今は、柑橘類に加えて「春イチゴがおすすめ」とお店の方からお聞きしました。熊本県の「デコポン」(250円)、青森県の「ジョナゴールド」(2300円)、栃木県の「とちあいか」(500 円)を自宅で楽しみました。特にイチゴは抗酸化作用に欠かせないビタミンCやポリフェノールが豊富なので、積極的に食べたい旬のフルーツですね。

こちらの施設は東京都が豊洲市場と連携した事業として展開しているので、東京都のPRコーナーもあります。そこで販売している味噌がおいしいと評判なので購入してみました。

豊洲市場にも店を構える「蔵乃屋」の「量り売りお試しセット」(486円)ならば、全国から選りすぐりの4種の味噌(左から:愛媛県「伊予麦みそ」、東京都「大江戸甘味噌」、長野県「美麻天然二年みそ」、愛知県「赤だし味噌特選」)を楽しむことができます。

なんといっても原材料の大豆は、アンチエイジングに欠かせない女性ホルモンと似た働きをもつイソフラボンが含まれています。発酵の熟成過程で発生する褐色成分のメラノイジンも抗酸化作用があるといわれています。

味噌って、本当女性に優しいアンチエイジング食材ですよね。

 

いかがでしたか?場所自体はさほど大きな施設ではないので、湾岸エリアをゆりかもめに乗って巡るのも楽しいと思います。

たくさんのグルメとの出会い、楽しくアンチエイジングいたしましょう。

 

伊能 すみ子

伊能 すみ子
INOU SUMIKO

食の専門家であるフードアナリスト1級。
気象番組ディレクターを経て、日本をはじめ世界各国の料理や食文化を学ぶ。
エスニック、スイーツを中心に、様々な食の情報をテレビ、雑誌、ウェブなどのメディアにて提案、執筆。
自らのアンチエイジングフードのポイントは「スパイス」。
古代エジプトより薬として活用されたスパイスをこよなく愛する。
●ブログ『恋しいアジア』~アジアンフードディレクター伊能 すみ子~更新中

●著書『マカオ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。』(amazonのサイト)

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