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2022年は「山査子」に注目! デザートや料理に使える万能フルーツ

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アンチエイジング 美食スタイル

 

2022年が幕を開けました。「今年もどうなることやら」と不安な日が続きますが、この一年でどんなアンチエイジングフードに出会えるでしょうか。

昨年、話題となった食といえば、「マリトッツッオ」や「モンブラン」、「羊肉」や「火鍋」といったところでしょうか。特に中国料理は、日本人向けに味のアレンジをほとんどしていない現地に近い味、中国のご当地(郷土)料理店が都市部を中心に増えています。いわゆる「ガチ中華」がフューチャーされました。

 

羊肉に関しては、すでにコラムに登場しているので、定番の肉の仲間入りをしたといっても良いでしょう。羊肉の中でも、特に生後1年未満の羊の肉であるラム肉は、内臓を温めてくれるので、冷えの解消に役立ってくれる万能なお肉。漢方食材がふんだんに入った火鍋にラム肉を入れれば、寒い冬の献立にぴったりな一品になります。

 

今年もその流れが続くと予想されていて、唐辛子や花山椒を効かせた「麻辣」をはじめ、中国食材全般に注目が集まっています。

 

前置きが長くなりましたが、改めて今年注目の中国食材をご紹介しましょう!

 

それは、山査子(さんざし)です。

 

日本では江戸時代に中国から入ってきて、現在も観賞用、薬用として流通しています。小さな赤い実をつけた植物なので、見たことのある人も多いかもしれません。山査子は種類が多く、今回ご紹介するのは食用の山査子です。

 

山査子でアンチエイジング

中国では、生薬としても多用されていて、リンゴと同じバラ科の植物です。ご覧の通りリンゴにとても似ていますね。5cmほどの小ぶりなフルーツです。甘みよりも酸味が強く、そのまま食べることもできますが、ほとんどが甘く加工したり、ドライフルーツにしたりします。また、パウダーに加工して料理やお菓子に活用されています。

 

ビタミンCやカテキンが豊富で、抗酸化作用やコレステロールを下げる作用があるので、アンチエイジングにピッタリです。また、消化を促進する作用もあるので、食べ過ぎの時や脂っこい料理を食べてしまった時にもおすすめです。

 

山査子を食べよう!

山査子はネット通販でも購入できますが、多く取り扱いがあるのは中国食材店です。山査子のパウダーを固めてタブレット状に加工した昔ながらのお菓子や山査子を煮詰めてスティック状に固めたものもあります。スティックは、酢豚の甘酢餡の隠し味として、中国レストランで使われているので、ご家庭でも活用されてみてはいかがでしょう。

 

中国では45個の山査子を棒に刺した飴がけが庶民の味として昔から親しまれていて、「糖葫芦(タンフール)」といいます。数年前から、冷凍されたタンフールが中国食材店でも購入できるようになりましたが、赤い実が連なったその姿が写真映えすると、若い人たちにも人気となっているのです。

 

そのきっかけは、タンフールを知った韓国のアイドルが山査子をイチゴの飴がけにアレンジしたことです。韓国では大ブームになり、日本でも東京や大阪に、進化系いちご飴専門店がオープンするほどになりました。

 

イチゴ以外のフルーツが使われたり、フレーバーの種類を増やしたり、色々とアレンジされる中で、本来のタンフールも改めて注目されるようになったといいます。いやはや、日本の屋台でもリンゴ飴をはじめ、イチゴ飴もすでにあったような記憶がありますが、映える進化系とは驚きです。

 

アレンジして楽しもう!

 

山査子の活用方法としては、お湯や紅茶に入れて山査子茶にしたり、パウンドケーキやゼリーに入れたり、他のドライフルーツと同じように使ってみると気軽に活用できます。料理に使うのも良いですね。カレーやスープ、煮物など、オールマイティーに使ってみましょう。

 

 

因みに、中国で山査子は冬の風物詩。私も中国産の生の山査子を11月に見つけ購入しました。すっきりとした酸っぱさがあり、すりおろしてカレーに入れたり、ハチミツと一緒に煮詰めて柚子湯のようにしたりしていただきました。

 

漢方の役割もある山査子ですので、食べて楽しくアンチエイジングいたしましょう。

 

 

 

伊能 すみ子

伊能 すみ子
INOU SUMIKO

食の専門家であるフードアナリスト1級。
気象番組ディレクターを経て、日本をはじめ世界各国の料理や食文化を学ぶ。
エスニック、スイーツを中心に、様々な食の情報をテレビ、雑誌、ウェブなどのメディアにて提案、執筆。
自らのアンチエイジングフードのポイントは「スパイス」。
古代エジプトより薬として活用されたスパイスをこよなく愛する。
●ブログ『恋しいアジア』~アジアンフードディレクター伊能 すみ子~更新中

●著書『マカオ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。』

 

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