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今回テーマとなっているのが、「ロコモ・サルコペニア・フレイル予防」です。まるで早口言葉のようなフレーズですが、これは「ロコモ」、「サルコペニア」、「フレイル」の3つのワードで、それぞれ健康寿命に悪影響を及ぼす言葉として注目されています。

 

私はこの言葉の意味を深く知ることはなかったのですが、この3つは今現在、共に生活をしている高齢の母と自分の将来の良い健康寿命の理想になるよう注意していかなければならないと感じました。

 

ロコモ・サルコペニア・フレイルとは?

まずは、簡単にこの言葉の意味を知りましょう。

 

サルコペニア

ギリシャ語で、サルコ=筋肉、ペニア=減少の意味を持つ2つの言葉の造語で、加齢とともにすすむ筋肉量の減少に伴う筋肉や筋力の衰えに着目しています。筋肉量の減少は歩行困難をはじめ、物を持つ握力や動作など、日常生活に支障が生じてしまいます。

 

ロコモ

「ロコモティブシンドローム(locomotive  syndrome」の略で、「運動器症候群」と訳されています。運動器とは、歩行や作業など運動のために必要な体の仕組み全体を言います。筋肉だけでなく、骨や神経など動くための組織もすべてが対象なので、骨粗しょう症や関節症などにも影響していきます。

 

フレイル

「虚弱」を意味するフレイルは、運動機能だけでなく、認知機能も低下した状態で、高齢者が要介護に至る前段階を表します。この場合、体自体のことだけでなく、精神的だったり、心身的な要素だったり、諸々含めた幅広い範囲の影響を示しています。

 

このように、「最近筋肉量が減ったな」と感じる中高年世代から高齢になるにしたがって、徐々に体を動かしにくくなったり、体の不調が表面化してきたりして、精神的な範囲まで広がっていく段階を表していることがわかります。これら健康寿命に及ぼす悪影響を日々の生活の中で予防することが大切ですね。

 

ここで、私が気になったのが86歳になった母のことです。母は生活の一部で介護が必要な「要介護1」と認定されているものの、日常生活に問題はなく、布団の上げ下げも難なくこなせ、凹凸のある道でもスタスタと歩くことができます。体に柔軟性があり、これも日舞で鍛えられた賜物だと感じていました。しかし、つい先日ちょっとした段差につまずいて、家の外で顔面から転んでしまったのです。骨までの異常は見られなかったのですが、このようなこと(自損)は初めてでした。

 

昨今の生活の変化で、孤独を感じたり、元々の生活に戻りにくくなったりしている人が多くいると言います。母もそうなのかと思うこともあり、また、私自身も外出を控えていることで、行動範囲が狭まり、運動不足や思考能力の低下も気になっています。

 

免疫力を高めよう

より健康で生活するためには、基本的なことではありますが、バランスの良い食事をすること、運動をすること、社会参加でコミュニケーションを取ること、それらを自分のペースでできることから始めたいものです。私が最も重要としている食については、免疫力を高める食事の充実を心掛けています。中でも免疫細胞の約70%が腸内に存在していることから、腸内環境を整えることを意識しています。

 

発酵食品

 

母のお気に入りは納豆です。大豆が持つたんぱく質、食物繊維と納豆菌による抗菌作用の最強パワーフードで、エネルギー代謝を支えるビタミンB2やたんぱく質を構成するアミノ酸の代謝を促すB6も豊富です。

スーパーマーケットに行くと以前にはあまりなかったフレーバー納豆が続々発売されていることに驚きます。黒酢や大根おろし入り、焼肉のタレ風、さらにはアンチエイジングを気にする人におすすめの発酵コラーゲン入り納豆もあって、食べ飽きません。大豆のイソフラボンパワー炸裂ですね。

 

 

私のお気に入りはキムチです。韓国のバラエティー番組でキムチを漬けている様子を見てから特にハマっています。植物性の乳酸菌に加えて、野菜の食物繊維で腸内の善玉菌を増やして環境改善をしています。

辛さ際立つ韓国キムチをはじめ、辛味の少ないタイプや浅漬けタイプのキムチ、「叙々苑」や「牛角」といった焼肉店監修のキムチなど、白菜を中心としたキムチがたくさんあります。ごはんがすすむことはもちろん、鍋やチャーハンの具材にと、アレンジしやすいのも嬉しい限りです。

 

日頃の生活活動やそれに付随する変化を察知して、楽しい健康生活を続けていきましょう。

 

 

伊能 すみ子

伊能 すみ子
INOU SUMIKO

食の専門家であるフードアナリスト1級。
気象番組ディレクターを経て、日本をはじめ世界各国の料理や食文化を学ぶ。
エスニック、スイーツを中心に、様々な食の情報をテレビ、雑誌、ウェブなどのメディアにて提案、執筆。
自らのアンチエイジングフードのポイントは「スパイス」。
古代エジプトより薬として活用されたスパイスをこよなく愛する。
●ブログ『恋しいアジア』~アジアンフードディレクター伊能 すみ子~更新中

●著書『マカオ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。』

 

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