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「香りの第一印象」の重要性

以前、このようなことがありました。 相談事があり、とある士業事務所をいくつか訪問し、検討していました。

事務所の応接室に入った途端「あぁ、この事務所にお世話になることはないな・・・」 と、担当者に会う前に、一瞬で心が萎えてしまったのです。

なぜ、「一瞬」で、そう判断してしまったのかというと

 

 

それは、その空間の「匂い」です。

応接室のテーブルの上に、いわゆる消臭用の安価な芳香剤がどん!っと置いてあったのです。 頭がくらくらしそうな強烈なその匂いと、いかにも芳香剤という生活感溢れるパッケージの存在感に、すっかり心も萎えてしまい、失礼ながら、「あぁ、もう早く帰りたい・・・」としか考えられませんでした。
知人の紹介であったご縁もありましたが、こういう消臭剤をどん!とテーブルに置く感性の方には、信頼をもって、大切な相談ができるとは思えず、何より早くこの匂いのする部屋から立ち去りたいとしか思えず「この事務所にお世話になることはないな」と一瞬で、感じたのです。

 

一方、後日訪れた別の事務所では、おそらく、到着の少し前に合わせたタイミングで噴霧するようにセッティングされた「アロマディフューザー」から、心地の良い香りが漂っていました。 香りは、シトラス系のブレンド。老若男女、どんな方にも馴染みやすく、初めて訪れる方でもリラックスでき、お話が弾むように選んだ香りなのだろうな、と推測でき、その気遣いのきめ細やかさに、すっかり心が解けました。
ディフューザーの姿形も、応接室のシックなインテリアにフィットしていて、嗅覚的にも、視覚的にも心地よく、すっかり会話も弾み、こちらの事務所に依頼を決めました。

 

皆様も、このように、「香りの第一印象」の高評価が、会話が弾むきっかけになり契約へと繋がったり、購買意欲が高まったりというようなご経験がおありではないでしょうか。
嗅細胞でキャッチした香りの刺激が、電気信号となり、脳に伝わるまでの速度は、なんと0.2秒以下と言われています。
もちろん、個人の感じ方はそれぞれです。芳香剤の香りもアロマの天然の植物の香りも、同じ「香り」ではありますが、私が体験したように、一瞬で、その人にとって「不快な空間」もしくは「快適な空間」にしてしまうほどの影響力があります。

 

香りの空間デザインを可能にする、ディフューザー

これまでの記事では「嗅覚の仕組み」「アロマセラピーとは」「アロマ空間デザインとは」「アロマの主役である精油とは」「精油の薬理的・心理的作用」についてお伝えしてきました。
前回の記事では、プライベートスペース別おすすめの香りを紐解いてきました。

 

 

フレッシュな果実の皮を剥いた時や、植物の花や葉の香りを嗅いでみた時、短時間、香りを感じることはできます。しかし、それだけでは「空間」に香りを漂わせることはできません。
精油(エッセンシャルオイル)は、その空間に適したディフューザー(芳香器)を用いることで、香りを効率的に拡散させ、空間を演出し、香りを楽しむこと(芳香浴)が可能です。

 

では、実際に、どのような種類のディフューザーがあるか、代表的なものをいくつかご紹介していきますね!

 

プライベート空間に適したディフューザー

●リードディフューザー

 

 

木や藤などで作られたスティックで、瓶の中のオイルを吸い上げて、空間に香りを拡げます。スティックの本数を調整することで香りの濃度を調整することができます。火や電気を使わず、置いておくだけで香りを継続して空間に香らせることができます。インテリアとして視覚的にも、楽しめます。玄関先、寝室、パウダールーム、お化粧室などのプライベートスペースにオススメです。

 

●超音波式ディフューザー

 

 

水に垂らした精油を霧状にし、空間に拡散させるディフューザー。タイマー付き、濃度調節可能、ライト付きの製品が多く、就寝時でも安心して使用できます。気分によって、簡単に香りを変えることも可能です。霧やランプに、視覚的な癒し効果も期待できます。寝室、リビング、子供部屋などのプライベートスペースにおすすめです。

 

その他、アロマポット、アロマストーン、ファン式ディフューザー、CARディフューザーなど、数多くディフューザーがあります。

 

パブリック空間に適したディフューザー

 

●プロフェッショナルディフューザー「オールインワンタイプ 145S 」(問い合わせ先/@aroma)

 

 

最大拡散範囲は150平米。広い空間に、安定した濃度の香りを拡散させることが可能。曜日ごとのタイマー設定や濃度設定も可能で、お手入れやオイルの補充も約月一回と、お手を煩わせることなく質の高いアロマ空間デザインを可能にします。どんな空間にもフィットする、シンプルでスタイリッシュなデザイン。エントランス、待合室、オフィス、バンケットルームなどのパブリックスペースにおすすめです。

 

いかがでしたでしょうか?

 

このように、《香り×空間に適したディフューザー》を使用することで、アロマ空間デザインが可能になります。次回は、実際に、アロマ空間デザインを採用し、患者様から嬉しいお声を頂いているというクリニックを例に挙げながら、香りの演出方法を具体的に見ていきますね!

 

その他のコラム:

プルースト効果で、「こころ」に響く、アロマ空間デザイン

「自然の香り」が織りなす、こころとからだへの影響

ストレスフリー!集中力UP!心地よい眠りへ!「空間に、ここちよくフィットする香り」の選び方

 

筆者の紹介

三井エレナ

三井エレナ(ELENA MITSUI)

AROMATIQUE SPACE DESIGNER(アロマティーク スペース デザイナー)
《略歴》
自らの不調を機に、アロマの世界に出会う。
香りの世界に魅せられる中 劇的に心身の不調が回復したことを機に アロマのプロの道を志し、国内外のアロマ資格取得。
香りのイベントやセミナー講師、 クリニック、ギャラリー、イベントスペース等の アロマ空間デザインを担当。
・2010年:(公社)日本アロマ環境協会認定アロマセラピスト アロマセラピーインストラクター資格取得
・2011年:英国IFA国際アロマセラピスト連盟認定アロマセラピスト資格取得
・2018年:アットアロマ アロマ空間コーディネーター資格取得

Webサイト
elenaroma /aromatic design

お問い合わせ
elenaroma66mitsui@gmail.com

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