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秋は何かと行動したくなる季節です。行楽の秋、運動の秋、読書の秋、芸術の秋・・・秋を例える言葉がたくさんありますね。何をしようか迷ってしまう時に、役立つ情報のひとつが、SNS(Social Network Service)です。今や幅広い年齢層の人たちが利用していて、どこに行っても写真を撮る人が目立ちます。そんなSNS全盛の今、以前は写真を撮る光景をみることのなかった場所が、フォトスポットになっていることをご存じでしょうか。

 

***美術館で心の感性を磨く***

これからの季節にぜひ行ってほしいのが美術館!以前は、作品の著作権保護、フラッシュによる作品の劣化防止、と撮影禁止が当たり前でしたが、今は芸術も多くの人の目に触れられるよう、一部の作品を除いて、撮影可能とする傾向になってきました。凛とした美しさや華やかさのある作品の数々は、鑑賞しているだけで心を癒してくれます。感性が磨かれますし、そして、作品の意図を自分なりに解釈し、思考する場にもなって、脳の活性化にもつながることでしょう。

今や和の文化はもちろん、世界中の美術品が日本に集まっています。自分好みのジャンルを選ぶも良し、未知なる感性を求めて知らない文化を知ることも大切。最近の傾向として、触ることのできる作品も多く、まさに美術を“体感”する場となっています。

 

***観て、触って、考えて、食べられる!?美術館の試み***

“芸術の秋”に誘われて、私がリフレッシュにやってきたのは、東京・六本木にある国立新美術館と森美術館の2館で、10月23日まで開催されている「サンシャワー:東南アジアの現代美術展」。1980年代の時代背景から現代までの移り変わりや文化を外国人アーティストの手によって表現されています。

まず、美術館独特の雰囲気が、背筋をピンとさせてくれるような空気を醸し出しています。作品は、絵画だけではなく、アーティストがインスピレーションを受けた立体的な建造物も多く、実際に触れることができます。芸術は、人によってとらえ方も違いますが、解説が詳しくされているので、それを読み取り、考える力を与えてくれます。

私は、東南アジアの文化に興味があるので、多民族が集合する国の文化や思考の違いを知るにはとても意味深いものとなりました。作品自体のインクや紙質の臭い、質感、目に飛び込んでくるような鮮やかな作品や深い色合いで哀しみを表現したもの。さらには、映像を使った表現もあり、どれも五感を刺激するもので、感性が磨かれたように感じます。

 

***美術展に関連する食事を楽しむ***

美術展に限らず、イベントには関連プログラムが多く企画されています。その例として人気となっているのが、コラボメニューの展開です。展示のイメージに合った料理を美術館内にあるカフェやレストラン、また関連する店舗で提供するのです。美術展の半券を提示すると割引されることがありますよね。

今回、うかがったサンシャワー展でも、館内のカフェで東南アジアの果物であるマンゴーの飲物が提供。また、美術展のある施設レストランでは、ランチやディナーで楽しめる東南アジア料理を楽しめるコース、展示の感想などを語り合うのにぴったりな、カフェでデザートが堪能できるなど、企画が盛りだくさんです。

こちらは、森美術館のある六本木ヒルズにある「グリーンアジアの」パクチ―とブラックペッパーのアイスです。パクチ―は日本で爆発的人気となっているタイのハーブ。ブラックペッパーは、かつて15世紀の大航海時代にスパイス貿易の要となり、東南アジアで多く栽培、取引された背景があります。

このように、視覚や思考を磨くだけではなく、嗅覚や味覚と、五感を使って、芸術を楽しむことは、気分も高揚して新たな自分発見にもなるかもしれません。芸術の秋をおもいっきり楽しんで、心をリフレッシュいたしましょう。

 

伊能 すみ子(INOU SUMIKO)

食の専門家であるフードアナリスト1級。
気象番組ディレクターを経て、日本をはじめ世界各国の料理や食文化を学ぶ。
エスニック、スイーツを中心に、様々な食の情報をテレビ、雑誌、ウェブなどのメディアにて提案、執筆。
自らのアンチエイジングフードのポイントは「スパイス」。
古代エジプトより薬として活用されたスパイスをこよなく愛する。
ブログ『the next ASIAN FOOD star☆』更新中

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