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アンチエイジングの3割は「口腔ケア」がポイント

年齢を重ねて衰えてくるのが「歯」。
歯の老化は、見た目だけではなく身体全体の健康との関係に大きく関わっています。
歯の残り本数が少ないほど医療費が高いとも言われています。

1989年より当時の厚生省と日本歯科医師会が「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という「8020(ハチマルニイマル)運動」を推進してきました。20本以上の 歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。

「口」をは食べ物を咀嚼(そしゃく)して栄養分を取り込む入り口ですが、菌とウイルスの身体への入り口でもあり、毎日の口腔ケアはとても重要です。

 

目次

「歯周病」に注意
「よく噛む」ことが重要
「噛む」ことを意識したおすすめ食材は?
歯科から見た健康づくりのポイントは?

 

「歯周病」に注意

歳を取ると増えてくるのが「歯周病」です。歯周病が進むと歯が抜け落ちることもあります。

「歯周病」とは歯と歯茎の間にポケットができて細菌が溜まり、放置していると歯を支える骨が溶けてしまう病気です。

さらに歯周病を引き起こす細菌は、全身の様々な病気に深く関係しています。

例えば、糖尿病。血中に細菌が入ると、血糖値を下げるインスリンの働きを邪魔をする物質が体内で増え、糖尿病悪化の原因となる可能性があります。

また、歯周病の人はそうでない人と比べて、狭心症などの発作を起こす確率が3倍高いともいわれています。

どんなに磨いても、歯には歯周病菌の温床となるプラークがついてしまいます。細菌予防に対する意識を持ち、定期的に歯科医院に行き、歯科衛生士などによるクリーニングを受けることが必要です。

 

「よく噛む」ことが重要

アンチエイジングのために「よく噛む」ことはとても重要です。

十分な咀嚼により「神経ヒスタミン」という物質が分泌され、満腹中枢に働いて食べすぎを防ぎます。また内臓脂肪を燃焼させる効果もあります。

唾液の分泌も盛んになり、脂肪を分解するリパーゼ、活性酸素を消化するペルオキシダーゼ、デンプンを分解するアミラーゼ、細菌から体を守るリゾチームといった酵素や成長ホルモンの一種パチロンなどが分泌されます。

歯と咀嚼の向上は脳と身体の向上につながっています。
噛むことは脳の血流や代謝をアップさせる効果もあり、噛む能力が保たれていると運動機能も高く維持されます。

歯の本数と認知症が関係しているデータもあり、残っている歯が少ない高齢者ほど、記憶をつかさどる脳の海馬付近や、意思や思考といった機能をつかさどる前頭葉付近の容積が減っていことがわかりました。

自分の歯を1本でも残すことが、認知症を防ぐ大事な方法のひとつなのです。

また、噛むことで顔の筋肉が鍛えられリフトアップ効果もあります。筋肉を使うことでセロトニンの分泌を促し、興奮した感覚や不安な気持ちを落ち着かせてくれます。

 

「噛む」ことを意識したおすすめ食材は?

食材を選ぶときにも「噛む」ことをちょっと意識してみましょう。

咀嚼を意識した食材

 

歯科から見た健康づくりのポイントは?

「栄養を摂取する消化器官の入り口」であり「身体の中で最も慢性炎症の起こりやすい場所」です。
「口」は疾患に関わる重要なポイントで、口内の疾患治療ばかりでなく健康寿命を伸ばすという重要なミッションも担っています。

歯科医から見た健康づくりのポイントとは?

口腔ケア

 

歯は臓器と同じで、一度失われると二度と同じ歯は手に入いりません。全身の健康を守り、老化を防ぐためにもよく噛み、適切な口腔ケアを行いましょう。

 

(アンチエイジングネットワーク編集部)

 

参考:
公益社団法人 日本歯科医師会:「8020運動」
『「お若いですね」と言わせよう。』塩谷信幸/著(ゴルフダイジェスト社)
『40代からの頭と体を若返らせる33の知恵』 塩谷信幸/著(三笠書房)

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