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うっとうしい梅雨の季節まっさかりですが、夏が来ると気になるのが熱中症。
実はカラダが脱水状態になると、喉がカラカラになるだけでなく、血液もカラカラになってしまうのだとか。いわゆる「血液ドロドロ」の状態です。
血液がドロドロだと、血管がつまりやすくなり、結果として心臓病や脳卒中の原因になりかねません。

ということで今回は「血管のアンチエイジング」について現役薬剤師・セコム医療システム社の福田さんに伺ってみました。

■「血液サラサラ」とは、つまり循環が正常であること!
Q.「血管の若返りは全身の若返り」と聞いたことがあるので、血管のアンチエイジングはとても大事なことだと思っています。

さて血管のアンチエイジングを考えたとき、栄養面で考えるとどのような対策が可能ですか?

A.質問にお答えする前に、まずは血液と血管についてお話したいと思います。血液は、身体にとって必要な栄養や酸素を全身に運ぶ働きをしています。赤血球や白血球、血小板といった成分のほか、栄養素であるブドウ糖やコレステロールなどが溶け込んでいます。一方血管は血液の通り道で、酸素や栄養を運ぶ動脈と、二酸化炭素や老廃物を回収する静脈、細かな毛細血管に分かれます。全身の血管を一列につなげると、その長さは10万mにも及ぶといわれています。
健康な血液はサラサラと流れやすく、血管にも弾力があります。いわゆる「血管年齢」が若い状態です。しかし、生活習慣の乱れが続くと、血液中のブドウ糖やコレステロールが増えてドロドロになり、血管も弾力を失って硬くなっていってしまいます。ドロドロした血液は流れにくいので心臓に負担がかかりますし、血圧も高くなってしまいます。また、すみずみまで酸素や栄養が届かないため、冷えや肌荒れ、疲れやすいといった症状にもつながります。硬くもろくなった血管は詰りやすく破れやすいため、心筋梗塞や脳梗塞、脳溢血などの恐ろしい病気にもつながってしまいます。
つまり、血液をサラサラに保ち血管の健康を保つこと、つまり血管のアンチエイジングが、健康にはとても大切だということです。そういった観点からいうと、おすすめしたい栄養素は「
DHA」と「EPA」ですね。これらを積極的にとると良いと思います。

■固まりにくい脂”DHA”と”EPA”でサラサラ血液をつくる
Q.DHAとEPAはサプリメントの広告などでよく見かけますが、わかりやすくいうとどのような栄養素ですか?

A.わかりやすく一言でいえば、魚の脂です。DHAはドコサヘキサエン酸、EPAはエイコサペイタエン酸といいます。牛脂やベーコンなど、肉の脂が常温で固まっているのは見たことがあると思います。これに対し、魚の脂はかなり低い温度でないと固まりません。魚の脂は常温ではサラサラなのです。このサラサラの油こそが、DHA、EPAです。

常温で固まる脂ばかり摂取していると、血管が詰まりやすくなるといわれています。
そこで、魚の脂成分DHAとEPAが注目されているというわけです。

Q.DHAとEPAはよくセットになっていますが、何が違うのですか?

A.これらはよく似た成分で、どちらも血液をサラサラにする働きがあります。DHAは特に脳に、EPAは特に血液に効く成分と言われていますが、実際には身体の中でEPAはDHAに変換されます。違いについてはあまりこだわらずに、セットで考えると良いと思います。

Q.サラサラの油を摂取すれば血液もサラサラになるものですか?

A.
血液の中には酸素を運ぶ赤血球や免疫機能を持つ白血球、傷ついた血管を補修する血小板などが含まれています。DHAやEPAはこれらの成分同士がくっつくのを抑えてくれます。また、ドロドロ血液の原因のひとつであるコレステロールを下げる働きもあります。逆に、動物性の脂は中性脂肪やコレステロールを増加させたり、血液の粘度を上げることが知られています。 

■疫学調査が示す「魚の摂取量と虚血性心疾患、脳血管障害の訂正死亡率」の比較

Q.血液がサラサラになると、具体的に健康上どのようになるのでしょうか。

A.血液がサラサラしていて流れやすい状態だと、酸素や栄養を身体の隅々まで届けることができるので、身体を若々しく健康に保つことができます。エネルギー効率が良くなるのでダイエットにもつながりますし、肩こりや肌荒れの改善も期待できます。また、老廃物をしっかり回収してくれるので疲労が蓄積しにくいというメリットもあります。血液がサラサラだと、まさにいいことずくめなのです。

先ほど常温で固まる脂ばかり摂取していると血管が詰まりやすくなるといいましたが、興味深い疫学調査をご紹介します。

千葉県の沿岸漁業地域と内陸部の都市近郊農業地域で、魚の摂取量と虚血性心疾患、脳血管障害の訂正死亡率を比較した調査があります。調査結果は明らかに、魚(DHAとEPA)をよく食べる方の沿岸漁業地域の人の方がこれらの死亡率が圧倒的に低かったのです。

この調査からも、魚食(魚油の積極的な摂取)は、日本人の死因2位と3位を占める脂質異常症の予防が期待できると考えられます。

Q.魚食とそうでないのとでそんなに結果が違うなんて、DHAとEPAはもはや薬のようですね!

A.そうですね。実際、EPAは高脂血症などの治療薬としても使用されているんですよ。

》もはや治療薬のようなDHAとEPA!1日の目安をきいてみた。

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