アンチエイジングニュース

 

 

生物として本来持つ感覚“五感”も、年齢と共に衰えていきます。老化予防の方法として、見た目のケアやインナーケアなど様々な方法がありますが、本企画では “五感”に焦点を当てたアンチエイジングを実践するコツをお教えします!

ガイドしてくれるのは、アンチエイジングや美について議論を深めながら追求していく双方向型セミナー「塩谷塾」の卒業生たち。それぞれの専門分野における、“五感”に特化したアンチエイジングの秘訣とは?

 

こんにちは。皆様いかがお過ごしでしょうか。
アロマセラピストで、アロマサロンフェリーチェ主宰、生活の木でアロマテラピー講師をしております早矢仕幸智子です。

嗅覚と触覚についての第2回目は、触覚によるアンチエイジングです。

 

触覚の大切さ

 

新型コロナウィルスの感染拡大防止のため世界中の人が3蜜を避けソーシャルディスタンスイングを余儀なくされました。

日本人は挨拶の時にハグやビズやキスの習慣がないのでスキンシップをとらない事にそれほどの辛さを感じない人も多かったのではないでしょうか。しかし、欧米では大好きな人、愛する人に会ったら必ずする挨拶の習慣を制限され、その精神的な辛さはどれほどだったでしょうか?

 

実際、スキンシップをとると相手との距離を一気に縮めることができます。
それは脳内ホルモンの「オキシトシン」が分泌されるからです。

愛情ホルモンや癒しホルモン、絆ホルモンといわれる「オキシトシン」は、人とハグをしたり、肌をさするという刺激で分泌されることが分かっています。また、脳内に放出された「オキシトシン」は、「セロトニン」や「ドーパミン」の分泌を促し、私たちに「喜び」や「安心感」「幸福感」といった情動をもたらします。

 

 

また、オキシトシンを投与すると、不安感とストレス反応、攻撃性が減少し、相手を信用するようになることもわかってきました。このことから、欧米のように初対面の挨拶でスキンシップをとることは実は、生理学的にもとても有効な事なのです。

 

しかし、ロックダウンが解除され、行動様式の変革が要請され「非接触(タッチレス)の実現」がキーワードの一つとして掲げられました。触覚への刺激であるスキンシップが減っているという現状は、殺伐とした人間関係、無機質な世の中を生み出しはしないか、いささか心配であります。

 

幸せ連鎖のオキシトシンを増やすためには?

殺伐とした世の中にしないために、絆ホルモンのオキシトシンを増やすために最も効果的なのは、「皮膚をさすること=手当て」です。
子どもの頃、お腹が痛くなった時にお母様や保健室の先生に優しくお腹をさすられるだけで痛みが取れた経験が皆様にもあるのではないでしょうか。

 

さらに、アロマテラピーのラベンダーやオレンジ、ネロリ等、リラックス作用のあるエッセンシャルオイルを使用してお腹をさすると、手の温もりによる安心感も手伝い、幸福感に包まれ不安、恐怖感を解消し、自信、自己肯定感が上がります。これらメンタルの改善から、便秘、下痢、膨満感の緩和など腸の機能的な改善が期待されます。

なぜ、腸をトリートメントしただけでメンタル面に働きかけるかというと、「脳腸相関」と言って脳と腸はつながっているからです。何か悩み事や緊張感があるとお腹が痛くなる方は多いと思います。逆に、腸で病原菌感染すると脳で不安感が増すとのヤクルト中央研究所の報告もあります。

 

私のサロンでも、腸セラピーと脳のトリートメントの「シロダーラ」の融合コースを行っていますが、停滞した腸の動きを活性化する精油を使って、腸の硬いところを中心にもみ解していくと、まだ脳のトリートメントはしていないのに頭がスッキリしました!という感想をいただけることがとても多いのです。腸をトリートメントするだけで、脳のアンチエイジングにもつながるのです。

 

また、アロマトリートメントの良いところは、トリートメントをする人からも、受ける人からも双方からオキシトシンが分泌されるところです。トリートメントを受ける人の方がオキシトシンは多く分泌するような気がしますが、実は、トリートメントをしてあげる人の方が、多く分泌することがわかってきました。それは、相手の痛いところを治してあげよう、凝っているところを楽にしてあげようという「相手を思う気持ち」から分泌が増えるそうです。人をトリートメントすることで多幸感が上がり、良好な人間関係が促進され、それが情動的に伝染して広がっていきます。そして幸せ連鎖が起こりみんなハッピイでいられるのです。

 

アロマ腸セラピートリートメントをやってみよう!

準備するもの
スィートアーモンドオイルやココナッツオイル10mlに、ラベンダー1滴、オレンジ1滴を混ぜたブレンドオイル

簡単アロマ腸セラピートリートメント

  1. お腹にアロマブレンドオイルをゆっくり円を描くように塗ります。
  2. おへそを中心に時計回りに手を滑らせます。
  3. 手のひらでオムライスのような形でおへその上にふたを作り、その形のまま、手のひらの淵に力を入れて時計回りに回転させます。
  4. 人差し指から小指までの4指で肋骨に沿って片方ずつ、脇腹の方に向かってさすります。
  5. みぞおちからおへそに向かって両手を重ねて下にさすり、溜まったガスを排出するようにします。
  6. 最後におへその上に両掌を重ねて温めます。

 

人との接触を控えなければならない日々ですが、こんな時こそご家族やパートナーを手で温める、なでる、手をつなぐ、ハグするといったスキンシップで肌と肌の触れ合いを通じて、心の安定、幸福感を育んでみてください。 セルフトリートメントでもその効果は実証されています。

 

【講座のお知らせ】

◆アロマ腸セラピートリートメント完全版に関しては、2020年秋にオンライン講座販売予定。

 

◆生活の木原宿表参道校アロマテラピー講座

アロマテラピーアドバイザー養成講座
7月15日(水)、8月26日(水)、9月16日(水) 10時~15時半 全3回コース

寝つき&睡眠の質を上げるアロマテラピー
~人生を変える睡眠で健康生活を手に入れよう~

9月26日(土)  10時~12時

 

第1回 嗅覚について
「嗅覚と触覚を研ぎ澄ませて若返りのホルモンを分泌させよう!10歳若い身体に!」はこちら

 

》アンチエイジング五感道場

 

 

早矢仕幸智子(SACHIKO HAYASHI)

AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
生活の木ハーバルライフカレッジ原宿表参道校アロマテラピー講師
(株)UWE専属アロマテラピーインストラクター
アロマサロンフェリーチェ代表アロマセラピスト

早矢仕幸智子

 

《経歴》

●アロマトリートメントを通して家族の健康を守りたいとの思いからアロマスクールの門を叩く。 資格習得後は、より多くの方にアロマテラピーの魅力を伝えたく2011年に「隠れ家サロン アロマサロンフェリーチェ」を開業。変化を実感できるトリートメントは、癒しのホットストーンと香りの心地良さから2か月先まで予約で一杯。4年前からアーユルヴェーダの脳のトリートメントである【シロダーラ】と便秘を改善できると評判のオリジナルの【アロマ腸セラピーコース】を導入。その融合コースが人気。

●生活の木ハーバルライフカレッジ原宿表参道校で、「簡単スポーツアロマトリートメント」「マインドフルネスアロマダイエット」「寝つき&睡眠の質を上げるアロマテラピー」「即変化!小顔セルフトリートメント!」「アロマテラピーアドバイザー養成講座」「第一志望に合格するアロマテラピー」等、多数の講座の講師を勤める。

●毎年秋に松屋銀座の「アロマテラピーフェア」でアンチエイジング講座を担当

●他に、ビジネススクールのアロマ検定講座、アロマクラフト講座、外資系企業の研修、小中学校PTA文化教養講座など出張講座も多数行う。

●現在、「即実感!1日で変わるアロマテラピーの威力!」を執筆中。

●2020年秋に「オンライン講座!女性のためのアロマテラピー講座」発売予定。

 

Facebook はやしさちこ
https://www.facebook.com/sachiko.hayashi.7792

ブログ キャサリン先生のアロマテラピーライフ
https://ameblo.jp/kentbouz0119511/

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