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アンチエイジング 美食スタイル

 

年齢を重ねるごとに気になるのが加齢臭。その臭いは“周りの人に気づかれているかも”と不安になりがちです。夏は汗をかきやすいので、さらに厄介かもしれませんね。汗や汚れによる外側の臭いは体を洗い流すことで解決するかもしれません。しかし加齢臭の場合は、内側からも臭いの原因があるので、食生活からもしっかり見直していきましょう。

大切なのは、アンチエイジングの基本でもある体の酸化を防ぐことです。活性酸素の過剰な生成を抑えて、酸化反応によって「ノネナール」という物質を発生させないことがポイントのひとつといえるでしょう。では、加齢臭を抑えるために積極的に摂取したい食事とは? 今回は、エスニックフードを得意とするフードアナリストの私が、夏におすすめする料理をご紹介します。

 

***野菜や豆を多用する「南インドカレー」***

日本で知られているインドカレーは大きく2つあり、バターチキンカレーに代表される北インドカレー、豆(ダル)カレーに代表される南インドカレーがあります。北インドは、酪農が盛んに行われ、乳製品が豊富で動物性食品が多いです。一方、南インドは、農作物が盛んで、海に面しているため魚介も多く、ベジタリアンも少なくないことから、豆や野菜のカレーが多いのです。ノネナールの元となる加酸化脂肪を増やさないためには、植物性食品を多用する南インドカレーがおすすめです。

南インドには、定食のような“ミールス”という文化があり、バナナの葉を皿に見立てて、その上にカレーやおかずを並べて食べます。野菜のカレーならば、日本のように複数の野菜を一緒に煮込むのではなく、ジャガイモ、カリフラワー、インゲンなどのカレーに使用する野菜は1種類に付き、ひとつのカレーを作るのです。また、ヒヨコ豆やレンズ豆といった、低脂肪、高たんぱくな炭水化物主体の豆を多用するのも特徴です。多種類のカレーを食べることで、ビタミンや食物繊維も豊富に摂取できます。カレーに欠かせないスパイスは発汗によって、代謝を良くしてデトックスの役割も期待できるので、暑い夏にはぴったりですね。

 

***オリーブオイルをたっぷり「フムス」***

モデルのミランダ・カーをはじめとする海外セレブがおすすめと絶賛したのが、中東料理のフムスです。ひよこ豆と練りゴマのペーストにオリーブオイルをたっぷり加えた前菜料理のことで、トルコやギリシャなど、中東の広い地域で食べられています。ピタパンという薄い生地のパンにつけて食べることが多いです。

オリーブオイルは、中東や地中海地域には欠かせない調味料ですね。日本でも、普段から利用されている人が多いでしょう。特に純度の高いエキストラヴァージンオリーブオイルは、酸化されにくいオレイン酸を比較的多く含んでいるため、悪玉コレステロールを減らすといわれています。また、抗酸化物質であるポリフェノール類やビタミンEが含まれていることも魅力です。南インドカレー同様にヒヨコ豆を使い、ゴマを多用することで、たんぱく質や食物繊維、ミネラルも豊富です。見た目にはとてもシンプルな料理ですが、アレンジとして、ビーツを加えることで、さらにビタミンCや葉酸を含み、色鮮やかに仕上がります。サラダはもちろん、サンドウィッチの具材にしても食卓が華やかになるでしょう。

今回ご紹介した料理は、ベジタリアンが好む料理でもあります。和食でも精進料理があるように、植物性の食材によって体内をリセットして、普段の食生活とはちょっと違った視点から、エスニックフードも楽しむのも夏らしくてよいですね。

 

 

 

伊能 すみ子(INOU SUMIKO)

食の専門家であるフードアナリスト1級。
気象番組ディレクターを経て、日本をはじめ世界各国の料理や食文化を学ぶ。
エスニック、スイーツを中心に、様々な食の情報をテレビ、雑誌、ウェブなどのメディアにて提案、執筆。
自らのアンチエイジングフードのポイントは「スパイス」。
古代エジプトより薬として活用されたスパイスをこよなく愛する。
ブログ『the next ASIAN FOOD star☆』更新中

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