アンチエイジングニュース

コーヒー党の方に朗報です。

 


コーヒーを飲むと、思考能力の保持に有効なことがわかりました。
この報告は、フランスの国立医学健康研究所のKaren Ritchie博士が、American Academy of Neurologyに報告したものです。
研究は、7,000人について、カフェインの消費と記憶力について、4年以上にわたって調べられたものです。

この試験の参加者らは、記憶能力に関係すると考えられる年齢、教育、身体上の問題、抑うつ、高血圧、医療の受けやすさ、心臓疾患の有無、その他の慢性病などさまざまなファクターを考慮し、カフェイン摂取との関係を解析をしました。
その結果、1日にコーヒーを1カップ以下しか飲まない女性よりも、3カップ以上飲む人の方が、明らかに記憶力の低下が少ないことが明らかになりました。
更に、その効果は高齢である程高く、65歳以上では記憶力低下の防止は30%程度だったのに対し、80歳以上では70%も防止させることがわかりました。

また、カフェイン消費の多い人では、痴呆になる頻度も低いそうです。
ただし、これらの効果は男性には見られず、女性特有の効果でした。
理由としては、女性の方がカフェインに対する感受性が強いから、或いは、男女での代謝の違いも考えられるそうです。

また、痴呆の予防にも役立つかが気になるところですが、今のところ予防と言うよりも、一旦始まった痴呆の進行スピードを抑制するのではないかということです。
ちなみに、この効果はコーヒーに限られたものではなく、緑茶などにも当てはまり、カフェインの多く含まれる飲料ならば効果が期待できるようです。

私も緑茶も、コーヒーも大好きですので、今後も大いに飲もうと考えています。
男性にも効果がある、事を期待して・・・。

 

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。

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