アンチエイジングニュース

毎日目にするカレンダー。せっかくなら、アンチエイジングに役立つ「ロコモティブシンドローム」をテーマにしたものはいかがでしょうか。

 

ロコモ チャレンジ!推進協議会は、ロコモティブシンドローム予防推進活動の一環として、「ロコモ予防カレンダー2024」を制作。

12月15日より公式WEBサイト「ロコモONLINE」(https://locomo-joa.jp )にて販売されます。

 

ロコモティブシンドローム(以下、ロコモ)は、骨や関節・筋肉などの運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態のことで、進行すると介護が必要になるリスクが高まります。ロコモは高齢者だけでなく子供や中高年の健康にも関わる全年齢的な課題であり、本会は全年代におけるロコモ認知度向上に向けて取り組んでおります。ロコモ対策においては、運動だけでなく毎日の食生活も重要であり、「さあにぎやかにいただく」(※1)の合言葉で、多様な食品の摂取についても啓発を進めております。今回制作したカレンダーは、「毎日の食事でロコモに負けない身体をつくろう」をテーマとして、年間を通してロコモ予防をサポートするものです。

 

ロコモ予防カレンダー2024

「さあにぎやかにいただく」は、東京都健康長寿医療センター研究所が開発した食品摂取の多様性スコアを構成する10の食品群の頭文字をとったもので、本会が考案した合言葉です。10の食品群とは、かな、ぶら、く、ゅうにゅう、さい、いそう、も、まご、いず、だものを指しています。これらの食品群については、ほぼ毎日摂取している食品の数が多いほど歩行速度が高いこと、さらに歩行速度の低下リスクが小さいことが報告されています(※2, 3)。

「ロコモ予防カレンダー2024」は、この「さあにぎやかにいただく」を普段の生活の中で継続的に実践していくための手助けとなるものです。キッチンやダイニングで利用しやすいサイズ感の月めくりカレンダーで、「さあにぎやかにいただく」の10の食品群について、栄養や食材例、摂取目安などを紹介しつつ、その品目を使ったレシピを掲載しています。さらに、「片脚立ち」と「スクワット」から成る「ロコトレ(ロコモーショントレーニング)」の方法が分かるイラストや、全日に設けたロコトレ実施チェック欄、1週間に1~2回の頻度で入ったロコモ予防メッセージ、3ヵ月ごとに現れる「ロコモ年齢測定」の呼びかけなど、ロコモ予防を意識できる構成となっています。

※1 https://locomo-joa.jp/check/food

※2 Yokoyama, Y, et al. J Nutr Health Aging 2016;20:691-6.

※3 Yokoyama, Y, et al. J Nutr Health Aging 2017;21:11-16

 

■『ロコモ予防カレンダー2024』 概要

制作販売

ロコモ チャレンジ!推進協議会

監修

ロコモ チャレンジ!推進協議会 栄養ワーキンググループ

形態

壁掛け型/月めくり

サイズ

W380mm x H535mm

発売日

2023年12月15日

価格

1,650円(消費税込)・送料別

購入方法

本会公式WEBサイト「ロコモONLINE」(https://locomo-joa.jp)にてご購入いただけます

参考資料
 <運動器図解>
  

左の図は運動器を図解したものです。運動器とは身体活動を担う筋・骨格・神経系の総称であり、筋肉、腱、靭帯、骨、関節、神経(運動・感覚)、脈管系などの身体運動に関わるいろいろな組織・器官によって構成されており、その機能的連合が運動器です。筋・骨格・神経系の組織・器官にはそれぞれに独自な作用・機能がありますが、それらが密接に連動・連携して運動器としての役割を発揮しています。

出典:公益社団法人 日本整形外科学会HP

 

<公益社団法人日本整形外科学会について>

日本整形外科学会は1926年(大正15年)、「整形外科学に関する研究発表、連絡、提携および研究の促進を図り、整形外科学の進歩普及に貢献し、もって学術文化の発展に寄与すること」を目的に設立されました。平成23年4月1日に公益社団法人日本整形外科学会となりました。その目的は「整形外科学及び運動器学について調査、研究を行い、整形外科学及び運動器学の進歩普及に貢献し、もって国民の健康、疾病の予防、スポーツ医学等を通じた国民の心身の健全な発達、障害者の支援、高齢者の福祉の増進及び公衆衛生の向上に寄与すること」です。目的を達成するために行う事業として、研究の奨励及び調査の実施、専門医及び研修施設の認定、医療保険制度・介護保険制度・障害者(児童)福祉制度に関する調査・研究及び提言、一般市民向けの広報などがあります。学会がめざすところは、運動器の機能の維持・改善を支援することです。そして、このために必要な診断能力をもち、適切な医療を提供することができる専門医を育成することです。適切な医療には運動療法や薬物治療などの保存的治療、そして手術治療を含みます。日本整形外科学会は、公益社団法人として今後一層、整形外科学、運動器学の発展に寄与してまいります。

 

<ロコモ チャレンジ!推進協議会について>

ロコモティブシンドロームを、医療・企業・行政の枠を超えて社会的に取り組むテーマであると考え、広くロコモを啓発し、ロコモに負けない社会をつくるため、日本整形外科学会と株式会社博報堂が立ち上げた任意団体です。(委員長:大江隆史、所在地:東京都文京区本郷2-40-8)。「ロコモ チャレンジ!推進協議会」では、ロコモティブシンドロームに関する正しい知識の普及と予防意識の啓発を行います。協議会では、会員企業・団体を募り、連携のうえロコモ予防を社会運動化していきます。

 

情報提供: ロコモ チャレンジ!推進協議会

 

 

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