アンチエイジングニュース

続くコロナ渦で運動する機会が減っている方も多いのではないでしょうか。

運動不足はアンチエイジングの大敵。毎日続く暑さで夏バテ気味のカラダにもこたえ、いっそうの体力低下につながります。

 

そんな運動不足を気軽に室内で簡単にできる運動「逆トレ」をご紹介します。(新潟医療福祉大学理学療法学科の中村雅俊講師が監修)

 

「逆トレ」とは?

「逆トレ」とは、階段を上るのではなく「下る」、腕を曲げるのではなく「伸ばす」というような、通常のトレーニングと『逆の動き』をして行うトレーニングです。「押してダメなら引いてみる」、「のこぎりは引く方が大事」というように、通常に考えているのと逆のことの方が有効なことがあります。
これはトレーニングでも同じことがあるといわれています。例えば、階段を使ったトレーニングを行った場合、階段を上った時の方が足に負担がかかって心臓がどきどきするので、上りの方が効果があると感じますが、実は実際に階段ののぼりトレーニングだけを続けた人たちよりも、下りだけを行った人たちの方が大きな筋力や血圧の低下、血液の成分の改善効果が大きいことが研究で分かりました。つまり、通常のトレーニングとして使うものとは逆のトレーニング、「逆トレ」が有効であるということです。

 

 

 

 

『逆トレ』にのコツは「ゆっくり」やることがポイント。

この逆トレを行うには少しコツが必要です。階段の折を行う際にもドンドンと降りてしまうのではなく、1秒かけて降りるなどのコツが必要です。逆トレのほかのメニューとして椅子へゆっくり座るという運動がありますが、それもドンと座るのではなく、ゆっくりと、しかも椅子に近くなればなるほど、ゆっくりと座る…などのポイントがあります。ほかにも腕のトレーニングでは荷物を下ろす運動も逆トレになりますが、その時には真下におろすのではなく、少し遠回りすると効果的にトレーニングができます。

中村雅俊講師と理学療法学科の学生らは、7月7日(水)にNHK総合で放映された「ガッテン」にて、この「逆トレ」の実践、解説を行ったとのこと。ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

全国でも数少ない、看護・医療・リハビリ・栄養・スポーツ・福祉・医療ITを学ぶ6学部13学科の医療系総合大学です。この医療系総合大学というメリットを最大限に活かし、本学では、医療の現場で必要とされている「チーム医療」を実践的に学ぶことができます。また、全学を挙げた組織的な資格取得支援体制と就職支援体制を構築し、全国トップクラスの国家試験合格率や高い就職実績を実現しています。さらに、スポーツ系学科を有する本学ならではの環境を活かし、「スポーツ」×「医療」「リハビリ」「栄養」など、スポーツと融合した学びを展開しています。

 

情報提供:新潟医療福祉大学

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