アンチエイジングニュース

朝晩は肌寒い日もあり、秋の訪れを感じますね。秋になると気になるのが「乾燥」。

そういえば、くちびるが乾燥してかさかさしたり、洗顔後に少し肌につっぱりを感じるようになりました。

これからますます肌の乾燥が気になる季節がやってきます。

こうした空気が乾燥する冬の時期に麹甘酒を飲み続けると肌の保湿が保たれることが明らかになった、八海醸造の研究をご紹介します。

 

 

さまざまな麹甘酒の健康効果の検証を進めてきた八海醸造株式会社では、これまでに麹甘酒を飲み続けることで便通改善効果がみられることなどを明らかにしてきました。

今回は、そんな便通改善効果と並んでお客様から実感としてお寄せいただくことが多い「肌への効果」について、ヒト臨床試験を実施し、検証しました。

乾燥肌を実感されている健常成人を無作為に30 名ずつ2 群に分け、八海醸造の麹甘酒製品「麴だけでつくったあまさけ」 と、米を原料とした「プラセボ飲料」を、それぞれどちらを飲んでいるか分からない状態で8 週間の間、毎日飲み続けるというもの。

2 種類の大きな違いは【麹菌や麹の成分が含まれているかいないか】というものです。

その結果、図1で示したように、プラセボ飲料の飲用群では、冬季の乾燥した環境で顔の頬肌の水分が失われたのに対し、麹甘酒を飲用した群では顔の頬肌の水分量が維持されたことが判りました。

 

これまでの肌保湿に関する様々な報告から、八海醸造株式会社では、麹甘酒に含まれる「グルコシルセラミド」が機能性関与成分であると推定して研究をすすめてきました。

今回の研究でのグルコシルセラミドの量は、麹甘酒が118g あたりそれぞれ1.35 ㎎とプラセボ飲料が0.3 ㎎で、麹甘酒の方が多く含まれています。

麹甘酒には麹菌由来の2 種のグルコシルセラミドと米由来の6 種類のグルコシルセラミドの合計8 種類のグルコシルセラミドが含まれていることを明らかにしています。

このうち、米由来のグルコシルセラミドは今回使用した麹甘酒とプラセボ飲料の両方に含まれていますが、麹菌由来の2種のグルコシルセラミドは、麹甘酒にしか含まれていません

国内では、コメやコンニャク、パイナップル由来のグルコシルセラミドを機能性関与成分とし、1 日あたりの摂取量1.2 ~ 1.8 ㎎で肌のバリア機能(保湿力)が高まり、肌の潤い(水分)を逃がしにくくするなどの効果で、機能性表示食品として届け出がされています。

今回の研究から、麹由来のグルコシルセラミドにも、肌の保湿効果があることが明らかになりました。

●臨床試験は2020 年1 月から2 月にかけて関東エリアで実施

●乾燥肌を実感されている健常成人を無作為に30 名ずつ2 群に分け、八海醸造の麹甘酒製品「麴だけでつくったあまさけ」(118g) と、米を原料とした「プラセボ飲料」(118g) を、それぞれどちらを飲んでいるか分からない状態で8 週間の間、毎日飲み続けた研究結果。

この研究内容は2022 年6 月20 日に、肌の専門学術誌である「Clinical, Cosmetic and InvestigationalDermatology」に、論文『Koji amazake Maintains Water Content in the Left Cheek Skin of HealthyAdults: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Parallel-Group, Comparative Trial(麹甘酒は健康成人の左頬水分を維持する:ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間試験)(https://doi.org/10.2147/CCID.S366979)』として受理されました。本論文では、麹甘酒中に含まれる麹菌由来のグルコシルセラミドが、頬肌の水分維持に役立つことを報告しました。

 

情報提供:八海醸造

 

自然のほっこりした甘みで、夏は冷たく冷やして、冬は温めてホットにして飲んでも美味しい甘酒。

飲む点滴ともいわれて、健康を気遣う方にはファンもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

この秋、乾燥対策としてとりいれてみるのもよいかもしれませんね。

 

 

  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧