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冬の寒さを乗り越えて、暖かな春が訪れるのは嬉しいことです。しかし、暖かくなることで、体のケアが怠りがちになる季節でもあります。ましてや新生活が始まり、何かと慌ただしくなることで、心と体のケアが後回しになっていませんか?

 

春の暖かさは妙なタイミングで眠くなったりするので、しっかり睡眠できなかったり、花粉症の症状が出たり、季節の変わり目は寒暖の差や気圧の変化が知らない間に体調不良やストレスになってしまいがちです。

 

春バテにならないように、テアニンが含まれているお茶で、心と体をリラックスさせましょう。

 

テアニンとは

アミノ酸の一種であるテアニンはお茶に含まれていて、うま味に寄与する成分です。日本茶や紅茶といった茶葉に含まれていて、アミノ酸成分の半分以上がテアニンです。種類や等級に関係なく含まれているので、気軽に摂取できます。

茶畑

 

神経機能を調整して 興奮を制御したり、ストレス時の 脈拍数や血圧を制御したりすることで、不安定さを解消できるといわれています。一般的に脳内のα波が増加することでリラックス状態になりますが、これもテアニンによる作用が役立っているといわれています。

 

玉露や抹茶でテアニン大活躍

お茶にはテアニンが含まれていても、その種類によって含有量に違いがあり、一番のおすすめは日本茶です。それも玉露や抹茶に多く含まれています。数値ではわかりにくいかもしれませんが、より一般的な下級の茶葉 100g中に1200~1400mg含まれています。煎茶が600mgほどなので、2倍も含まれているのですね。

抹茶

 

では、なぜ玉露や抹茶が良いのでしょう。
これは栽培方法にポイントがあります。日光を浴びて育つ煎茶などの茶葉とは異なり、玉露や抹茶(てん茶)は新芽が出始めたら日光を遮って育てるのです。光合成の働きを抑制することで、若芽にはテアニンが多く含まれるようになります。

 

茶葉はとてもデリケートなので、摘採したらすぐに酸化酵素によって発酵が始まります。新茶の季節の茶葉が最もテアニンの含有量が多く、経過することによって徐々にテアニンが減少していきます。

 

玉露のおすすめの淹れ方

日本茶はおいしく淹れて飲みたいですよね。玉露は湯の温度を低くすることで、甘みやうま味が強く出る様になりますが、これこそがテアニンをいかしたおいしさなのです。

お茶

 

この味わいを知るとテアニンがアミノ酸の一種で、グルタミン酸の誘導体というのにも納得がいきます。お茶の温度は 50~60℃がベストですが、60℃を越えるとカフェインが上昇、出やすくなってしまうので、注意してください。

 

よいお茶を飲むと、口当たりがまろやかで、ほんのり甘みがあって、本当おいしいですよね。私は日頃から煎茶を飲んでいますが、気分を変えて玉露や抹茶を味わってみようかと思っています。

 

伊能 すみ子(INOU SUMIKO)

食の専門家であるフードアナリスト1級。
気象番組ディレクターを経て、日本をはじめ世界各国の料理や食文化を学ぶ。
エスニック、スイーツを中心に、様々な食の情報をテレビ、雑誌、ウェブなどのメディアにて提案、執筆。
自らのアンチエイジングフードのポイントは「スパイス」。
古代エジプトより薬として活用されたスパイスをこよなく愛する。
ブログ『the next ASIAN FOOD star☆』更新中

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