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私が日頃から料理に活用しているのがスパイスです。スーパーマーケットのスパイスコーナーでは、様々なスパイスが並び、料理別に複数のスパイスをブレンドした専用ミックススパイスも登場していて、活用の場が広がっています。スパイスは、料理に香りを加えることはもちろん、彩りや辛味を与えてくれる優れモノ。私たちの五感を刺激してくれます。

スパイスで五感を刺激

 

どの家庭でもコショウなど数種類は常備しているのではないでしょうか。しかし、スパイスをどのように活用してよいのかわからず、「購入しても使いきれない」という人もいるのでは?

スパイスをうまく活用して、夏の疲れをとりながら、食欲の秋にスパイスのエッセンスを加えてみませんか。

 

香りづけ

スパイスの主な役割は香りをつけること。ハーブも含め、シソ科やセリ科の香り高い科目のスパイスが多くあります。

 

 

キッチンに常備してほしいのが、セリ科のスパイス「コリアンダー」。名前を聞いて何だろうと思う人がいるかもしれませんが、近年大流行したパクチーの種子です。パクチーはタイ語、コリアンダーは英語で、同じ植物なのです。パクチーが苦手という人もいるでしょうが、カレーには欠かせないスパイスなので、気がつかないうちに口にしているんですよ。

柑橘のような香りで爽やかな印象のコリアンダーは、古くから整腸作用として薬にも使用されています。また、細胞の活性化によってデトックスの役割もあるといわれているので、注目すべきスパイスなのです。

カレーに使用することはもちろん、パウダーのものは、コショウと併用して料理に香りを加えたり、ホール(粒)ならば、野菜と一緒にスープに加えたりしても便利。ホールのスパイスは噛んだ時にさらに香りが広がるのでとても心地よいのです。

 

色づけ

スパイスはホールのままだと、色づけには向かないのですが、パウダーにすることで鮮やかに色づけすることができます。

ターメリック

キッチンに常備してほしいのが、ショウガ科のスパイス「ターメリック」。一般的にスパイスとして使われているのは秋ウコンで、根茎を乾燥させてパウダーにしています。カレーの黄色はターメリックの色です。ショウガ科といっても香りはほとんどありません。

ターメリックに含まれているポリフェノールの一種であるクルクミンは、胆汁の分泌を促して肝臓をサポートしてくれるので、アルコール摂取の際に飲用される市販のドリンクもあるほどです。抗酸化作用にもよく、メラニン色素の生成を抑えてくれるので美白にも役立ってくれそうです。

食材に加えることで、鮮やかな黄色に仕上がります。脂溶性のスパイスなので、バターとの相性が抜群です。ごはんをターメリックとバターで炒めてピラフにしてもよいですし、じゃがバターにターメリックを振りかけても活用できます。

 

辛味づけ

スパイスは刺激が強いという印象を持っている人が多いかと思いますが、それは唐辛子やコショウなどごく一部のスパイスです。

山椒

 

コショウは普段活用されていると思いますが、最近注目されているのがミカン科の「山椒/花椒」。中国料理の麻婆豆腐にも使われていることでも知られていますね。山椒を表現する麻(マー)という言葉から“マー活”という言葉もあるくらいなんです。

しびれる様な刺激があり、体を温めてくれる熱性の食材のひとつです。血行を良くすることで冷えを改善したり、利尿作用もあるので、むくみなどにも効果があるといわれています。これからの季節は、水分摂取不足になりやすくなるので、積極的に活用したいですね。

土用の丑の日などに食べられている鰻のかば焼きには欠かせないスパイスですが、甘辛い味つけの料理にぴったりです。牛肉を甘辛く煮込んだしぐれ煮に加えても相性が良く、さらには鍋料理にもぜひ入れてみてください。爽やかな刺激が加わって食欲増進になりますよ。

「スパイスを使うのはハードルが高い」と思わずに、身近な料理からどんどん活用してみてくださいね。

 

伊能 すみ子(INOU SUMIKO)

食の専門家であるフードアナリスト1級。
気象番組ディレクターを経て、日本をはじめ世界各国の料理や食文化を学ぶ。
エスニック、スイーツを中心に、様々な食の情報をテレビ、雑誌、ウェブなどのメディアにて提案、執筆。
自らのアンチエイジングフードのポイントは「スパイス」。
古代エジプトより薬として活用されたスパイスをこよなく愛する。
ブログ『the next ASIAN FOOD star☆』更新中

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