アンチエイジングニュース

食事からの栄養で認知症のリスク低下を!

枝豆のディップス

栄養のポイント

私たちの脳は、加齢によって少しずつ老化していきます。記憶力の低下や物忘れが気になりますが、最近では認知症の心配もあります。食事からの栄養で認知症のリスクが低下するという研究成果も報告されてきているので期待しましょう。

レシチンは脂質の仲間で脳の神経細胞の膜に高濃度で含まれていて、細胞が正常に保たれるように保護しています。重要な神経伝達物質で、脳の働きに深くかかわっています。レシチンが肝臓で分解されて作り変えられるアセチルコリンも記憶に関係する神経伝達物質で、その生成に大切な役割を果たしているのがビタミンB12と葉酸です。アルツハイマー型認知症の患者さんには、脳のアセチルコリンが少ないことがわかっています。また、ホモシステインが血中に増えすぎるとアルツハイマー型認知症になりやすいという指摘もありますが、葉酸には加齢とともに増えるホモシステインの増加を抑える働きが知られています。

枝豆のディップスは、豆をよく使う地中海沿岸のいろいろな国で同じように調理される甘くない豆料理です。旬の枝豆は大豆を未熟なうちに収穫したもので、脳機能を高めるレシチンや、葉酸が多く含まれていますが、未熟なうちに収穫したものなので大豆にはないビタミンCも多く含んでいて、抗酸化パワーも期待できます。美しい色合いの枝豆のディップスはアミューズとしても、ティーフードとしてもおいしくいただけるので、こまめに摂り入れて脳の栄養を補ってください。

材料 4人分

イ枝豆のディップス

枝豆…1袋(正味100g)
レモン汁…大さじ1
塩…少々
くるみ…30g
にんにく…1片
EXVバージンオリーブオイル…大さじ1
フランスパンの薄切り…適量

 

作り方

(1)枝豆は塩ゆでし、さやから出しておく。

(2)すり鉢にくるみ、にんにくを入れて良くすり合わせ、(1)の枝豆とレモン汁も加えてペースト状にする。

(3)塩、EXVオリーブオイルを加えて滑らかに合わせ、薄切りのフランスパンを添える。
薄切りのフランスパンにディップスを塗り、輪切りにしたオリーブを飾ってもよい。

 

 

(1人分 164kcal)

※料理製作時に材料を計算して算出した概算です。目安としてご利用ください

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)

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