アンチエイジングニュース

アンチエイジング・ヨーガ

東洋医学では「髪は血餘(けつよ)なり」とも言われ、アーユルヴェーダではマッジャマラ(骨の余り)と考えられています。両者ともに髪は身体の部分であり、全身の血流や栄養などに関係するという全体論をベースにした考え方をしています。
今回は髪のためのヨーガは、その考えに則り、全身の気の流れを促しめぐる身体づくりをベースにしていきます。

それでは「髪ヨーガ」を始めましょう。

◎呼吸法

楽に座ってみてください。椅子でも床にでもどちらでもかまいません。
手をお腹にあて、腹式呼吸をしばらく行います。
息を吐くときはまずは口から絹糸が細く伸びていくようにゆっくり丁寧にお腹をへこめていくように吐き出します。十分にはいた後鼻から息を吸いお腹に空気をいっぱいに入れていくような感じで行います。慣れてきたら吸う息も吐く息も鼻から行ってみましょう。この呼吸を10回程度行ってみましょう。
一見髪に関係がなさそうですが、呼吸法によってめぐる身体の素地を作ってみましょう。

◎感情開放

楽に座ってみてください。椅子でも床にでもどちらでもかまいません。
手をお腹にあて、腹式呼吸をしばらく行います。
息を吐くときはまずは口から絹糸が細く伸びていくようにゆっくり丁寧にお腹をへこめていくように吐き出します。十分にはいた後鼻から息を吸いお腹に空気をいっぱいに入れていくような感じで行います。慣れてきたら吸う息も吐く息も鼻から行ってみましょう。この呼吸を10回程度行ってみましょう。
一見髪に関係がなさそうですが、呼吸法によってめぐる身体の素地を作ってみましょう。

◎ヘッドマッサージ

額に当てた手を頭皮の方向に向け指や手の腹を使い頭皮全体が気持ちよく動いていくようにシュシュッとしたり、頭皮をつまみあげていくようにしていきます。

◎首のつまりをとって気が頭部にめぐるポーズ

楽にすわってみましょう。
右の首が伸びていくように息を吐きながら左手で頭を右肩につけていくようにします。
気持ち良いところまで数回呼吸をしてみます。
息を吸いながら左手を頭からはなし、首を中央に戻していきます。
そこで深い呼吸を数回しながら首の流れやコリがスーッとほどけていくのを感じ取ってみてください。
反対側も同様に行ってみましょう。

◎頭皮の血行を促すポーズ
まずは首と後頭部の抑える位置を確認していきましょう。

(1)指を組んで左右の手根で首を左右から気持ちよく絞るようにする。
(2)親指を風池と呼ばれる経穴(ツボ)にあてる。
(3)指を組んで親指を風池にあて、息を吸いながら上を向き、背中から腰を十分に反らせながら両肘を開いていきましょう。この時さらにゆとりができたら胸も広げて全身が気持ちよく反っていくようにしてみます。
(4)組んだ手の手根で首筋を絞るようにし息を吐きながら腰から背中首までが丸まるようにしていきましょう。

このポーズは背中から首を意識して気持ちよい程度「反って丸める」をワンセットとして5回程度行ってみましょう。
また椅子でも行えますのでパソコン等をお仕事の合間にも「反って丸める」を数回でも行うことでめぐりやすい身体になることとおもいます。

いつ行ってもよいポーズですので、気づいたら数回という気持ちで気軽に取り入れてみてください。

髪のヨーガは深呼吸から始まり、ヘッドマッサージ、首、背中の流れを促すポーズです。
毎日のライフスタイルに組み込んでみてください。

西川 眞知子(にしかわ・まちこ)
アーユルヴェーダ&ヨガ研究家
日本ナチュラルヒーリングセンター代表
日本アーユルヴェーダ学会評議員
日本アーユルヴェーダ協会理事
アーユルヴェーダ医療融合医療協会理事

神奈川県生まれ。上智大学外国語学部英語学科を経て、仏教大学卒業。
第24代ミス横浜、米国ニューオリンズ世界万国博覧会(河川博)コンパニオンを務める。
幼少期から精神世界に興味を持つ。
大学時代にインド・アメリカなどを歴訪し、ヨーガや自然療法に出会う。
アメリカで活躍したインド人サッチダーナンダ師をはじめ、世界の著名なヨーガ指導者のトレーニングを受け、指導者の資格を持つ。
同時に世界のセラピーに関心を持ち、インドのアーユルヴェーダ、ハワイのロミロミ、バリのクリームバス、タイのタイ古式マッサージ、イギリスのアロマテラピー、フランスのリンパドレナージュなどを修得、指導している。

》日本ナチュラルヒーリングセンター

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