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睡眠と口腔の意外な密接関係とは?(1)

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口腔ケアとアンチエイジング

睡眠の秋・秋の夜長など秋は睡眠に関する言葉が多く存在します。
それほど「秋」という季節と睡眠は深い関わりがあるのだと思われます。

一般的に睡眠というと体内時計(メラトニン)や生体時計(深部温度)、レム睡眠・ノンレム睡眠が多く取り出されていますが、ここでは「口腔」にスポットをあげてみたいと思います。
きっと多くの方に思い当たる節があるのではないでしょうか?

◎メラトニンの働き(基本)

メラトニンは眠りを誘う睡眠ホルモンとして有名です。
メラトニンは脳の松果体から分泌されますが網膜から入る光の量からメラトニン分泌量が決定されると言われています。また、太陽の光が目に入り15時間前後に分泌されないという性質を持っています。そして目から入る光の量が少なくなると松果体が反応しメラトニンを分泌し始めるのです。
夜遅くまで明るい光の中にいることが多い現代人。
パソコンの強く明るい光を見続けることでメラトニンバランスが崩れてしまうことに警鐘を鳴らす専門家も。
睡眠前は部屋の明かりを暗くし、強い光を浴びることを避けていくことが必要になります。
さらに、ベッドに入ってからの寝ながらのスマートフォンもより良い睡眠を得るためには避けた方がいいと思われます。
またメラトニンの生成には俗に「幸せホルモン」とも言われるセロトニンが必要になります。セロトニンの材料は体内で作ることができないトリプトファンが必須となります。バランスの良い食生活は睡眠にも大きな影響をおよぼすのです。(余談になりますが日本の某有名プロ野球チームでは選手らに就寝1時間前のパソコン・スマートフォンの使用を禁止しています)

~口腔が睡眠に深い影響を及ぼす理由~
その1.正しい位置を知りましょう

皆様は一日24時間の中で上下の歯が当たっていい時間は何分だと思いますか?
多くの方が6時間、10時間、2時間・・・とすべて「60分以上」でお答えになります。

ところがなんと正解は…「14~20分」です。

上下の歯は基本接触せず離れて、舌は上顎にペタリとくっついているのが正常状態です。舌が下顎にあったり、上顎下顎につかず宙にブラリと浮いているのは舌が誤った位置にあるのです。

食事をしていない・重い荷物を運んでいない・スポーツ中ではない以外の時は「上下の歯は接触しない」が正しいのです。一日24時間以内で歯が接触している時間は「14~20分」それ以上に歯を上下接触し続けてしまうと様々な弊害がうまれてきてしまいます。

弊害の一例として「歯周病」「顎関節症」「歯痛」「頭痛」「肩こり」「不眠」・・などがあります。
まず簡単に自身が正常位置に舌があるか?上下の歯は接触していないか?を確認できる簡単な方法があります。

確認の方法は次のとおりです。

(1)両頬の内側を舌でなぞってみて筋の痕やボコボコとした触覚が舌に感じられた。
(2)上顎の硬い部分(口蓋)を舌でなぞって「ボコっ」とした骨の隆起がある方。
下顎の裏側・表側、上顎の頬側の歯茎あたりに硬い突起物や凸凹が感じられた方(口蓋:アイスクリーム等を溶かす場合に舌と口蓋を使って擦り合わせる部分を言います)
※下写真参考
(3)いつも歯が接触している
(4)舌が上顎にくっついていない
(5)糸切り歯(犬歯)が尖っていない。すり減っている。もしくは平坦である。またはその他の歯がすり減っている、もしくは平坦である。

上記(1)(2)(3)(4)(5)があてはまる方は「噛みしめ」「くいしばり」「歯ぎしり」そして「歯列接触癖」の疑いがあります。

その2.就寝中の口はどのようになっているのか知りましょう

普段咀嚼時において臼歯部(奥歯)では何キロの力で物をかみ砕いたり
すりあわせをしているのでしょうか?

成人男女では概ね40~60キロの力で咀嚼をしていると言われています。
個人差はあるので咀嚼力の大きな方ですとその値はもっと大きいとおもわれます。
では、睡眠時ではどうでしょうか?睡眠時では上下の歯は接触していないのが常ですから睡眠時に咬合力が存在すること自体おかしいことになります。

ですが上下の歯を接触させてしまう「癖」のある方だと
その値は個人の体重の3倍から4倍の噛む力で噛みしめてしまうのです。
就寝中ゆえに力のコントロールが出来ずありえない程の力で噛みしめてしまいます。

例えば体重が40キロの方だと120~160キロで就寝中噛みしめ続けます。
50キロの方だと150~200キロの噛む力で噛み続けてしまうのです。

噛みしめ癖のある方で
「十分寝ているのに起きたら疲れている」「起きたら顎が痛む」
「寝ているのに寝ていない気がする」「深い眠りに入れない」のは噛みしめることで脳が覚醒している状態を作ってしまうからです。
居眠り防止でガムを噛むことがCMで流れるのはこの為です。

さらに体重の3倍~4倍の力で噛み続けてしまえば咀嚼筋に連動して僧帽筋もも緊張し続けてしまうため肩こりや頭痛といったことも併発しやすくなります。

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