コリアンダーのモロッコ風クスクスサラダ
――アンチエイジング料理レシピ（２４３）

デトックスというと、ハーブティーを連想するように、ハーブの薬効は古くから経験的に知られてきました。中でも、生のコリアンダーは、エスニック料理に欠かせないハーブですが、最近では、「毒をつかまえる効果（キレート）」が高いことでも注目されています。地中海沿岸地方が原産のハーブは、ヨーロッパ中に広がり、自然に生まれたハーブ文化をもたらしましたが、料理に多用する習慣は、地中海沿岸地方最大の特徴といえます。日本では、まだ生のハーブを料理に使うことはあまりありませんが、いつもの料理に加えるだけでも、香りが気持ちをリラックスさせてくれます。継続的なデトックスとして、ハーブを取り入れてみてはいかがですか。
コリアンダーのモロッコ風サラダは、オリーブオイルをたっぷり使うことで、クスクスがしっとりとした口当たりに仕上がります。熟した種子から作られるコリアンダーパウダーは柑橘系の甘い香りがあり、レモンとの組み合わせがさわやかです。たっぷり使った生のコリアンダーとの違いを味わってください。

＜材料＞２人分

＜作り方＞

	（１）クスクスはボールに入れ、熱湯を加えて３分くらい蒸らす。
	（２）ズキーニは長さを半分にして棒状に切り、かぼちゃは薄切りにする。ボールに入れて、塩、オリーブオイルをまぶし、フライパンで焼く。
	（３）ボールに、蒸らしたクスクスと（２）のズッキーニとかぼちゃを入れ、刻んだコリアンダーの葉、クミンパウダー、エクストラバージンオリーブオイル、レモン汁、塩、こしょうを入れて混ぜ合わせる。器に盛り、残りのコリアンダーの葉、ローストしたアーモンドスライスを飾る。

（コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子）