アンチエイジングニュース

アンチエイジングサプリメント
涼しくて過ごしやすい季節になってきました。
伸び伸びとすがすがしく活動できる季節だからこそ、些細な体調のバランスにも気を遣っていただきたいものです。
というわけで今回は微量でも大きく体調を左右する「ホルモン」についてセコム医療システム社の現役薬剤師・福田さんに伺ってみました!

》「そもそもホルモンとは?
Q.ホルモンって身近な存在にも関わらず目にも見えないし、分かっているようでわかっていない気がします。そもそもホルモンとは何でしょうか?

A.ホルモンと聞くと焼肉をイメージする方が多いかも知れませんね。焼肉のホルモンは関西弁の「ほうるもん(放る物)」を語源とする説や、生理活性物質のホルモンにあやかってスタミナ源や元気の素、という意味で名付けられたなどといわれています。今回のテーマである生理活性物質のホルモンは、「刺激する」「呼び覚ます」を意味するギリシャ語が語源となってドイツ語です。私たちの身体の中には様々なホルモンが存在しますが、互いに密接な関係を保ちながら、身体の状態を一定に保つために働いています。

ホルモンは、ほんの微量で作用します。良く例えて使うのは、50mのプールにスプーン1杯程度というごくわずかな量で効果を発揮します。つまり、ほんの少しでもバランスが崩れると不調を起こしかねないということです。

》ホルモンの働き

Q.50mのプールにスプーン1杯程度なんて想像できないですね!そんな微量で体に変化を起こすホルモンにはどのようなものがありますか?

A.ホルモンといってまっさきに思い浮かべるのは女性ホルモンや男性ホルモンではないでしょうか。これらは性ホルモンといわれ、女性らしい・男性らしい外見や機能に関係しています。
他にも血糖値を下げる働きのあるインスリンや、睡眠に深く関係するメラトニンなど、様々なホルモンがります。アンチエイジングに深く関係のあるホルモンといえば「成長ホルモン」ではないでしょうか。

Q.成長ホルモンって、言葉通り成長を促すホルモンですか?そうだとしたらアンチエイジングには逆効果に思えるのですが。

A.その名の通り、成長に大きく関与するホルモンです。ただし、ここでいう「成長」とは「老化させる」ということではなく、「代謝を促す」という意味です。
上記にあげたホルモンとともに、アンチエイジングに関係のありそうなホルモンの働きをまとめてみましょう。

◎男性ホルモン(テストステロン)…やる気の促進、筋肉増大、体毛増加、体内脂肪蓄積の減少など
◎女性ホルモン(エストロゲン)…美肌、血流促進、悪玉コレステロールを抑制し善玉コレステロールを増やすなど
◎メラトニン…太陽の光を浴びて15時間後になってから分泌される。睡眠と深く関係のあるホルモンで、副交感神経を優位にして気持ちを落ち着かせる効果がある。また高い抗酸化作用と免疫力を高める作用があり、認知症の予防や延命効果も期待されている。
◎成長ホルモン…記憶力を高める、骨を丈夫にする、免疫機能の強化、脂肪燃焼、代謝促進など

》栄養素からホルモンを補給するには
Q.アンチエイジングの話題にホルモンの話はつきものだと思いますが、ホルモンは加齢ともに減少するものですか?

A.ホルモンの量自体が減ったり、分泌のメカニズムがきちんとおこなわれなくなったり原因は様々ですが、たしかに加齢と共に減少すると考えて良いと思います。

Q.そのホルモンを増やすためには、そのホルモン自体を体内に入れるのですか?

A.性ホルモンに関しては、更年期障害の治療の一環としてホルモン剤の投与がおこなわれます。しかし、サプリメントなどで栄養面からもサポートして体内のホルモンを増やせるものもありますよ。

Q.そのホルモンを増やすためには、そのホルモン自体を体内に入れるのですか?

A.脂肪や筋肉なら目に見えて形になるから分かりますけど、食事や栄養からホルモンをつくるなんて、目には見えないから、なんか不思議ですね!具体的にはどんなものがありますか?

Q.脂肪や筋肉なら目に見えて形になるから分かりますけど、食事や栄養からホルモンをつくるなんて、目には見えないから、なんか不思議ですね!具体的にはどんなものがありますか?

A.次の通りにまとめてみました。
◎男性ホルモン(テストステロン)…山芋、ニンニク・ニラ・玉ねぎなどのイオウ化合物、肉や魚、大豆製品などの良質なたんぱく質、また最近では米油などに含まれる「γオリザノール」や、納豆、大豆や鰹節、さばなどに含まれる「リジン」が注目されている。
◎女性ホルモン(エストロゲン)…大豆製品、ビタミンB群、鉄分など。
◎メラトニン…メラトニンはセロトニンを元に作られるホルモン。セロトニンを作るにはトリプトファン(タンパク質)、ビタミンB6、ナイアシン、マグネシウムなどが必要とされる。

Q.サプリの広告などで「男性ホルモンにはマカが効く」といった謳い文句を目にしますが、マカには男性ホルモン増強の効果はないのですか?

A.マカは血行促進には確かに効果的ですが、直接的に男性ホルモンの増加に関係しているわけではなさそうです。上記の男性ホルモンの項にもあげましたが、オススメは玉ねぎです。玉ねぎは泌尿器科の先生がよくおすすめしている食品でもあります。量としては1日半分くらい。手の込んだ料理をしなくても、玉ねぎ氷を作り置きしておけば簡単・便利で、いつでもたくさんの玉ねぎを摂取することができます。
玉ねぎ氷の作り方/参考:アンファー「からだエイジング」)
特に男性の場合はなかなかお料理をする機会もないでしょうから、手軽に簡単に摂取するには、ニンニクなどのサプリメントや、プロテイン飲料などを利用するのもおすすめです。

Q.女性ホルモンについてはいかがですか?

A.女性の場合は、男性と比べてホルモンの分泌量が急激に減る時期があるので、体調の変化も目立ちやすく、「更年期障害」として良く知られています。男性ホルモンは徐々に減っていくので、「そういえば、若いころに比べて…」となりますが、女性ホルモンは更年期を向かえると急激に減り、閉経後はほとんど分泌されなくなるため急な体調変化が起こるのです。

Q.急激に減るなんて怖い感じがしますね。具体的にはどのような変化が起こるのでしょうか?

A.はい。女性ホルモンであるエストロゲンが減少すると自律神経が乱れやすくなります。またエストロゲンは強い抗酸化力を持っているので、分泌されているうちは女性の身体を様々な疾患から守ってくれています。そのエストロゲンが分泌されなくなるのですから、様々な疾患の発症リスクが上がってしまいます。例えば脳血管障害や心疾患は、閉経前の女性は男性に比べて発症率が低いのですが、閉経後になると発症率が急激に上がってしまいます。また疾患だけでなく、見た目のアンチエイジング、つまり美容にも大きく影響しています。

Q.食事やサプリメントで急激な減少を抑えることは出来ますか?

A.女性ホルモンそのものの急激な減少を防ぐことは困難ですが、例えば大豆イソフラボンはエストロゲンと似た構造をしており、「女性ホルモン様作用」があると言われています。また、ロイヤルゼリーにも同様に「女性ホルモン様作用」があると言われており、その他、ホルモンのバランスを整えてくれる働きがあるようです。大豆イソフラボンは、豆腐や納豆、味噌、豆乳などの大豆食品からも補うことが出来ますので、意識して摂取することで、ある程度の対応が可能かと思われます。エストロゲンは強力な抗酸化力があるので、カロチノイド色素やポリフェノールなどを含む食べ物も意識して摂取すると良いでしょう。

》生活習慣を見直すことが大事!

Q.ほんの少しの増減で体に影響するホルモンですが、食生活の見直しやサプリメントの有効活用で体を上手に調整できそうですね!
食事面以外でも何か気を付けることはありますか?

A.いつも言っていることではありますが、やはり食事だけではなく、睡眠や運動などの刺激によってホルモンの分泌は活性化します。
特に成長ホルモンは22:00~2:00頃をピークに分泌されるので、この時間に質の良い睡眠をとることが求められます。このホルモンは子供のキレやすさにも関係しているともいわれています。

また「恋をするときれいになる」とは昔からよく言われたものですが、本当にその通りで、心のときめきがホルモンの分泌を促します。食事・運動・睡眠だけでなく、心にときめきをもって、魅力あふれる時間を過ごすことがアンチエイジングの近道といえそうです。

――ありがとうございました。次回は「運動」についてお伺いします。

◎関連リンク

》エネルギッシュな毎日を送りたい方に!男性ホルモンの増加におすすめ成分
醗酵黒ニンニク配合 『エナジーブラック

》いつまでもイキイキ過ごしたい方に!女性ホルモンの減少が気になる方におすすめ
話題のピクノジェノールも配合 『ロイヤルゼリー&ピクノジェノール』

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筆者の紹介

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福田 明弘

(薬剤師/セコム医療システム株式会社)

サプリメント開発に携わること約16年のベテラン。研究のみならず自らサプリメントや栄養学の講師として教壇に立つことも。

 

年齢的に「ホルモン」の減少は意識しています。男性なのでガクッと来ることはないですが、昔に比べて体力や忍耐力の衰えを感じ始めています。私はニンニクを使った料理を作るのが好きで、パスタや炒め物などに良く使っています。スパイシーな香りが食欲をそそりますし、スタミナもUP。更に血行を促進して肉体的・精神的な疲労に効果があるのでお勧めですよ。皆さんも是非、実践してくださいね。
ニオイの気になる方は、発酵黒ニンニクなどのサプリを飲むのもお勧めします。

(AAN WEB編集部・小田真弓)

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