アンチエイジングニュース

お風でアンチエイジング

ライフスタイルに取り入れたいアンチエイジング法として、「入浴」への関心度は高く、数年前のアンチエイジングセミナーでも「温泉」というテーマを取り上げたこともあります。
私たちは1日の汚れを洗い流し、また疲労からリフレッシュするために毎日お風呂に入ります。その入浴中が、単に体の汚れを洗い落とすためだけでなく、時間もお金も労力もかけずに、健康や美容のためになる時間になったとしたら、とても理想的ですよね!
さて、そこで今回は「入浴でシェイプアップするコツ」についてご紹介します。

仕事から帰ってくると、いつも遅い時間。食事とお風呂、どちらが先?

食事をすると、消化・吸収を行うために、体内の血液は一時的に消化器官へ多く流れます。
ところが、お風呂に入ると、本来ならば消化器官にいかなくてはならない血液が全身 (特に体表面)を巡るため、消化・吸収の動きが鈍ります。 そのため「食後すぐの入浴はNG」と言われるのです。 もちろん、これは正しい“常識”です。 ただ「食後、休んで から入浴なんて、時間の余裕がない!」「毎日、食事の時間が遅いから、入浴のタイミングを逸している」「睡眠時間を確保するためには、入浴時間を削るしかない」などの声が聞かれるのも事実。
現代女性たちの忙しいライフスタイルに入浴の時間を組み込むのは、 じつは、たやすいことではないというのが本音のようです。
そこで、逆転の新発想!
食後の入浴を「ダイエット」の新しい方法に捉えてみてはどうでしょう?

食後すぐ!入浴で逆転発想ダイエット

食事後すぐにお風呂に入ると、消化器官に流れる血液の量が減るため、消化・吸収の働きが鈍くなります。でも、このなかなか消化・吸収しない状態は、裏を返せば「腹持ちがよくなる」ということ。すると、お風呂から上がっても、まだ満腹状態なので、夜の食べ過ぎを防ぐことにつながるというわけなのです。「食べる量を減らす」のではなく「同じ量でも長い時間もたせる」という逆転発想のダイエット。
時間をかけて消化・吸収するため、自ずと「食べたい欲求」が抑制されるのです。

また、胃腸が冷えていると、うまく消化・吸収できない場合が あります。入浴なら内臓の温度も温めることができるので、実はその後の消化・吸収には有効なのです。
つまり食べてすぐの入浴は、「食べる量が増えない&消化吸収を助ける」ので、ダイエットには一石二鳥と言えるのでしょう。

一方で、入浴はエネルギーを消費しやすい「痩せ体質」をつくる役割も果たします。
入浴で血液の温度を上げることで、全身の細胞に酸素がより多く届き、運動のエネルギーが消費されやすくなります。運動する前に入浴すれば、痩せやすい体質になるのです。したがって、入浴後、体が温まったところで、腹ごなしも兼ねて、軽いストレッチをするなどの運動を取り入れれば、さらに効果が期待できます。
このように「食後のお風呂」をダイエットととらえて、夜の入浴を習慣にしてみてはいかがでしょうか?これなら、現代の忙しい生活でも、続けられるはずです。 ちなみに、胃腸の弱い人や年齢を重ねた人は、やはり食後すぐの入浴は負担をかけることになるので、避けたほうがいいでしょう。

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