アンチエイジングニュース


アンチエイジングネットワークでは、以前から「アンチエイジングのために必要な情報」について、様々な場所や機会を利用してお知らせしてまいりました。その結果としていつも感じているのは、会員の皆さまの「食」に関する意識が圧倒的に高いということです。
そこで今回、食の中でも特に「サプリメント」についての企画を立ち上げてみました。
お話を伺うのは、アンチエイジングネットワークの賛助会員企業であるセコム医療システムの福田さん。
では、さっそく今回は入門編ということで、サプリメントの基本情報についてお伺いしたいと思います!

Q.そもそもサプリメントとは何でしょうか?
A.サプリメント自体に明確な定義はありませんが、一般的には、身体によいとされる成分が含まれている錠剤・カプセル・粉状、または飲料等の食品を指すとされています。
医薬品は病気を治療するものですが、サプリメントは食事ではなかなか摂取できない栄養素を補完するものとお考えください。

Q.様々なサプリメントが出ていますが、何を基準に選べばよいのでしょうか?
A.大きく分けて次の4つのポイントに着目するとよいと思います。

(1)自分の体調や食生活を考え、補完の必要性を考えましょう。(2)有効成分の量がきちんと記載されているでしょうか。

(3)農薬や放射性物質などの有害物質検査をしているか
企業に確認してみましょう。

(4)相談・問い合わせ窓口が分かりやすく記載されているでしょうか。

特に(3)に関してですが、例えば野菜などの原料に農薬が付着していると、そのエキスを取り出す際に農薬まで一緒に濃縮されてしまう可能性があります。気になる方は注意が必要です。

Q.成分の吸収がよくなるような飲み方はありますか?
A.食品ですので飲む時間の指定は医薬品的な表記となってしまいますが、一般的には、
DHAやEPA、コエンザイムQ10、ビタミンEなどの油性成分は食後に摂取しますと
消化酵素が働きやすく、吸収がよくなることが考えられます。また胃腸の弱い方も食事の際に飲んだ方が負担も少なく済むと思います。

Q.では逆に、飲み方や組み合わせなどを含めて何かサプリメントで注意することはありますか?
A.主に次の3つの点に気を付けてください。

(1)薬との飲み合せ 薬の効果を強めてしまうことや、逆に弱めてしまうことがありますので、医師や薬剤師などの専門家や、商品に記載のある問い合せ窓口にご相談ください。
(2)妊娠・授乳中の場合 妊娠・授乳中は、どのような影響が起こるか不明なものが多く、お勧めしていない栄養素などもありますので、専門家や問い合せ窓口へご相談ください。
(3)適量の摂取を心がける 一度にたくさんの量を飲むことはよくありません。摂取目安量を守って、日常の食事で不足がちな栄養素の補充のために利用しましょう。

Q.薬との飲み合わせに注意が必要とのことですが、代表的な具体例は何かありますか?
A.気を付けて頂きたい飲み合わせとして例を挙げるなら、次の3つでしょうか。

(1)青汁×抗凝固剤
青汁は、葉物や納豆などに含まれるビタミンKが豊富です。ビタミンKには血液凝固作用がありますので、脳こうそくなどの治療に使用されるワーファリンといった抗凝固剤の効果を弱め、血栓形成の恐れもありますので注意してください。(2)ダイエット系(糖質吸収阻害作用のあるもの)×糖尿病治療薬
現在、糖質や炭水化物の吸収を阻害(ブロック)する成分が配合された、ダイエット系のサプリメントが多く出回っています。これらの成分は、糖質の吸収を阻害して血糖値を抑制する作用があるため、理論上、糖尿病治療薬との相加作用によって低血糖を起こしてしまうことが考えられます。

(3)葉酸×抗てんかん薬
相互に血中濃度を低下させて効果を弱める作用があります。

また、ケガや風邪、抜歯をした時などに抗生物質を処方されることがあります。この抗生物質には、ミネラルを含むサプリメントと相性が悪いものがあります。サプリメント以外にも、ミネラルウォーター(硬水)、お茶、コーヒー、牛乳などで抗生物質を飲むと、吸収を妨げる恐れがあるので避けた方が良いとされています。その他、栄養ドリンク剤などの酸性の飲料との併用も抗生物質の吸収を妨げる可能性がありますので、ご注意ください。

Q.毎日のベース作りに、基本的に誰にでもお勧めできるようなサプリメントはありますか?
A.それぞれの食生活によって違ってくるとは思いますが、食の欧米化や加工食品の増えた昨今の食生活では、ビタミンやミネラル、野菜類、魚などが不足がちで、脂質や炭水化物の摂取に偏りがちです。マルチビタミン、マルチミネラルなどや、青汁、n-3系脂肪酸(DHA・EPA)等で補完すると便利です。乳酸菌なども欠かさずに飲むと、腸内環境が整い美容と健康には良いですね。また、一時期ブームになりました『コエンザイムQ10』も、なかなか食事からは摂取できない栄養素ですので、いつまでも元気で若々しくいるためにお勧めしています。

なるほど~。サプリメントを飲む際におすすめのタイミングがあったなんて、私は知りませんでした!勉強になります。
またいくらサプリメント自体が薬ではないとはいえ、注意すべき薬との組み合わせも覚えておくと役に立ちそうですね。次回の特集内容は「免疫力」です。お楽しみに!

◎関連リンク
》セコムのサプリ

福田 明弘 (薬剤師/セコム医療システム株式会社)

サプリメント開発に携わること約16年のベテラン。研究のみならず自らサプリメントや栄養学の講師として教壇に立つことも。乳酸菌を毎日欠かさず飲んでいるおかげで、病気知らずです。乳酸菌は毎日摂ることで腸内を善玉菌が住みやすい環境に整え、免疫力がアップして風邪やインフルエンザなどのウィルスに強い身体にしてくれます。肌荒れや口内炎、花粉症などにも効果が期待できますので、試していただきたいサプリメントです。

(AAN WEB編集部・小田真弓)

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