アンチエイジングニュース

チキンジェノベーゼ
――アンチエイジング料理レシピ(283)

これからの季節、肌が乾燥してかさつきやすい方も多いようですが、ダイエットの敵と思われがちな油も、不足すると肌の乾燥の原因になります。また、油不足は腸の働きを鈍らせ、便秘しやすくなり、結果的に肌へのダメージにつながります。過剰な動物性脂肪が健康を害することは、多くの研究で明らかになっていますが、質のいい油をしっかり摂ることは大切です。あらゆる油の中で唯一果実を使って作るオリーブオイルは、オレイン酸が多く含まれているのが特徴。オレイン酸は、血中のHDL(善玉)コレステロールを残し、LDL(悪玉)コレステロールを減らす作用のある不飽和脂肪酸で、これが動脈硬化を防いだり、血液をサラサラに保ったりすると考えられており、心筋梗塞予防などの医学的効果が証明されています。また、オリーブオイルは美肌ビタミンのビタミンEも多く含みます。健康維持のためには1日大さじ2くらいの油の摂取が求められますが、食品中に含まれる油を考えると、オリーブオイルとしては大さじ1の摂取がおすすめです。高カロリーと思われがちなフライを食べたいときは、肉の脂身を取り除き、オリーブオイルを使う工夫をしてみてはいかがでしょう。
チキンジェノベーゼは、少量のオリーブオイルで炒め揚げにします。オリーブオイルは素材にしみこみにくく、発煙点が高く、高温、短時間で上がるため、他の油で揚げるよりヘルシーです。消化を助けるハーブや、フレッシュトマトのソースを組み合わせた、満足感あるアンチエイジングメニューです。

アンチエイジング料理

<材料>2人分

  ・鶏むね肉     1枚(230g)
   塩、こしょう    少々
  ・ジェノベーゼソース    大さじ1
  ・ゴーダチーズ    50g
  ・小麦粉、溶き卵、パン粉    適量
  ・オリーブオイル    適量
  ・フレッシュトマトソース
   トマト    1個
   ワインビネガー    大さじ1
   塩、こしょう    少々
  ・バジル    2枚

<作り方>

(1)鶏むね肉は2つに切り分け軽く、
   塩、こしょうする。それぞれに横から
   切り目を入れて、ジェノベーゼソースと
   ゴーダチーズをはさみ、小麦粉、
   溶き卵、パン粉を薄くつける。
(2)フライパンに浅めにオリーブオイルを
   熱し、(1)の鶏肉を入れて、
   両面をきつね色になるまで
   火加減に気をつけながら揚げ焼き
   する。
(3)トマトは皮をむいて、粗みじん切りに
   する。ボールに入れて塩、こしょう、
   ワインビネガーを合わせる。
(4)(2)のチキンジェノベーゼを皿に盛り、
   フレッシュトマトソースを添え、
   バジルをちぎって添える。

 

(1人分   596kcal) 

※料理製作時に材料を計算して算出した概算です。目安としてご利用ください。

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)

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