アンチエイジングニュース

アンチエイジング 美食スタイル

やっと涼しく秋らしくなってきましたね。衣替えを終えて「さぁ食欲の秋!」と意気込む私でありますが、まわりをみると、急激な気温変化に体調を崩している方を多くみられます。
風邪をひく方、関節や筋肉の痛みの症状が出ている方、喉の調子を悪くしている方など様々です。暑ければ暑いで、体力の消耗が激しくなるし、寒ければ寒いで、体温調整が難しくなる。日本の四季の移り変わりは情緒あふれるものだけど、季節の変わり目だからこそ、気をつけなければいけませんね。

私が以前から注目をしているのが「大豆」です。8月に開催したアンチエイジングレッスンでも、大豆を原料とした味噌についてお話させていただきました。
味噌をはじめ、醤油や豆腐、納豆など、日本の食卓には欠かせないアイテムが大豆からできています。大豆そのものを楽しむのはもちろんですが、今、話題となっている大豆の新たなスタイルの魅力をご紹介します。

***大豆で錆びない体つくりをしましょう***
大豆は“畑のお肉”といわれるほど、たんぱく質を多く含んでいます。
たんぱく質といったら、三大栄養素のひとつでもありますね。体のエネルギー代謝に関わっていて、ホルモンや酵素をつくるアンチエイジングに大切な免疫力を高める抗体となってくれます。筋肉を作ったり、血管を丈夫にしてくれたり、不足をするとスタミナが続かなくなってしますので、重要な栄養素なのです。

タンパク質には、動物性と植物性があります。肉や魚の動物性たんぱく質の方がエネルギー代謝を高めてくれますが、脂肪の脂質も多く摂取してしまいます。そのことでコレステロールの取りすぎの心配がでてきますが、植物性タンパク質が豊富な大豆は、高血圧や老化防止にも役立ってくれます。これが、「畑の肉」といわれるポイントです。

基本となるたんぱく質以外に注目してほしいのが、サポニンとイソフラボンです。
サポニンは、えぐみや苦みの主成分です。サポニンは錆びない体つくりに最適。強力な抗酸化作用によって、ガンのよく制にも役立ってくれます。人間は体の細胞が酸化しやすくなる原因のひとつ過酸化脂質が年齢を重ねることで増えてしまうのですが、サポニンによって抑制してくれるのです。生活習慣病や老化もこの過酸化脂質によるものですが、サポニンのおかげで酸化を防止することができます。
イソフラボンは、大豆の種子、種に含まれる色素の一種です。抗酸化作用があるといわれているカテキンやフラボノイドの仲間ですね。こちらは女性ホルモンにとても重要です。
女性は年齢を重ねることで、ホルモンのバランスを崩してしまいますね。女性が重要視するホルモンのバランスを保ってくれるのがイソフラボンなのです。

***小麦粉、米粉に続け!第3の粉として注目の「大豆粉」***
大豆の新たな形で、粉文化に旋風を起こしているのが、一昨年からじわじわとブームの波が高まっている“第3の粉”「大豆粉」です。

麺類やパン、天ぷらやお好み焼きなど多様な料理に使用されている小麦粉。私たちの日常に欠かせない食のアイテムです。小麦粉に続いて登場したのが米粉でした。その昔、エスニックブームが起こった頃は、米粉で作るベトナムの生春巻きやフォー、タイのパッタイ(タイ風焼きそば)が人気となりました。その頃は、米粉の加工品によって料理が作られたのですが、近年の米粉パンブームによって、米粉そのものが注目されたのです。パンをはじめ、ロールケーキやグラタンなど活用の幅を広げ、今も人気となっています。
では、ブームとなっている大豆粉とは?
大豆粉というと、きな粉を思い浮かべる方もいるでしょう。きな粉は、大豆を炒ってから粉にしますが、大豆粉は大豆を生のまま粉砕、未加熱の粉です。
大豆粉の最大の魅力は、糖質が小麦粉の約15%ということ。糖質の過剰摂取にストップをかけるアイテムとしては最適といえるでしょう。
このブームに拍車をかけたのが、ホームベーカリーの存在です。粉ブームが起こるたびに進化を続けるホームベーカリー。もちろん、大豆粉対応の商品がすでに販売されています。
しかし、ここで気をつけなければいけないのが、大豆粉にはグルテンが含まれていないこと。グルテンが無ければ、パンは膨らみませんので、もっちりパンを楽しみたいのならベーキングパウダーやグルテンなどを加えなければいけません。方や、発酵をさせずに焼くと、スコーン風にさっくり食感を楽しめます。
栄養素が豊富で、糖質カット。さらに、小麦アレルギー体質の方にも安心して食べられる大豆粉。いろいろな料理に活用してみてくださいね。

***飲むだけじゃない!豆乳の進化形「天才クリーム」***
「天才クリーム」って?と戸惑う声が聞こえてきそうですが、天才クリームとは、豆乳とレモン汁(または酢)を混ぜ合わせた大豆クリームのことです。

旅や食に関するライターやイラストレーターとして活躍する料理冒険家のとまこさんが豆乳レシピの研究をしていた際に偶然発見した奇跡のクリームなのです。このクリームをとまこさんは、「天才クリーム」と命名しています。
使用している大塚チルド食品「スゴイダイズ」は、おからを含めた大豆を丸ごと使用することで、他の豆乳にはない濃厚さが生まれるのです。その濃厚さが、酸と組み合わされることによって、とろみのある濃厚なクリームが出来ます。
その天才クリームを使ったレシピ本『毎日作りたくなる スゴイダイズのやさしいごはん』とまこ著(双葉社)には、野菜のディップだけではなく、焼き魚やカレー、リゾットや巻き寿司など、普段の料理がワンランクアップする絶品料理が満載です。さらにパフェやチーズケーキなど、デザートにも活用できるのが嬉しいところ。
マヨネーズや生クリームで作る料理を天才クリームに置き換えることで、栄養素の摂取やカロリーの軽減にもなる優れレシピが多いので、小さなお子さんからお年寄りまで、幅広い層の方に喜んでいただけそうです。
我が家の食卓にも良く登場するのですが、家族にも大好評です。
*「天才クリーム」は商標登録されています。

大豆ひとつをとっても、様々な形で用途も実は多いのです。普段食べている大豆加工品にプラスして、お料理を楽しんでくださいね。

***すみ子のちょこっとZOOM UP***
8月に開催されたアンチエイジング講座。連日猛暑という環境の中、たくさんの方にご参加いただきました。大豆で作られた味噌の魅力をお伝えしましたが、歴史や製法、アンチエイジングとしての味噌の活用法など、参考になりましたでしょうか。
全国の特徴ある味噌の食べ比べの際には、普段食べたことのない地域の味噌を味わうことで、新たな発見に驚きや楽しさを体感していただけたかと思います。
これから、寒さが日に日に増してきます。味噌がさらに活躍する季節です。スーパーでは、全国の味噌が並んでいるので、普段からご使用の味噌に加えて、新しい味をぜひ試してみてください。南北に長い日本の地形、気候ならではの美味しさがあるはずです。

伊能 すみ子(INOU SUMIKO)

食の専門家であるフードアナリスト1級。
気象番組ディレクターを経て、日本をはじめ世界各国の料理や
食文化を学ぶ。
エスニック、スイーツを中心に、様々な食の情報をテレビ、雑誌、
ウェブなどのメディアにて提案、執筆。
自らのアンチエイジングフードのポイントは「スパイス」。
古代エジプトより薬として活用されたスパイスをこよなく愛する。
ブログ『the next ASIAN FOOD star☆』更新中

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