データで読むアンチエイジング 第5回
データで読むアンチエイジング Vol.5
年齢を重ねることはプラス!しかし年代別で意識の違いあり
アンチエイジングネットワークは2004年から一般市民を対象に、アンチエイジングに対する意識を調査してきた。2012年も同様にアンケートを行い、その結果についていくつかピックアップしてご紹介していきたい。
★調査方法…インターネット調査
★期間…2012年9月5日(水)~2012年11月6日(火)
★有効回答者数…2,379名(男性:847名、女性:1,532名)
★調査機関…特定非営利活動法人 アンチエイジングネットワーク
今回ご紹介したい内容は「年齢を重ねることはプラス!しかし年代別で意識の違いあり」
まず我々が訊いたアンケートの内容は「歳を重ねることはプラスだと思いますか」という質問。これに対する回答結果は次の通り。「思う」と「やや思う」を合わせると男女ともに半分以上がエイジングをポジティブに受け止める傾向に。
【男女比較】
Q.歳を重ねることはプラスだと思いますか?
次に注目したいのは、「年齢を重ねることでプラスになることは何ですか?」という質問。
【男女比較】
Q.年齢を重ねることでプラスになることは何ですか?(3つまで選択可)
上のグラフの通り、男女ともに「経験」「知識」「人脈」の順で上位にランクインした。
この質問を性別・年代別に分析してみた結果、この中で注目したいのがまず「経験」だ。
下のグラフを見てほしい。この項目は性別・年代関係なく、多くの人が選択していることが分かる。
【世代比較】
Q.年齢を重ねることでプラスになることは何ですか?(3つまで選択可)
次に注目すべき点は「地位」、「名誉」、「資産」の3つだろう。
これらは男女ともに若年層においては期待値が高いのに反し、年齢を重ねるにつれて、これらを選択する率が減少しているという、何とも言えない結果に。
しかしながら、「生きがい」や「幸福感」といった【心の状態】に関して、年齢を重ねるにつれてこれらをエイジングのポジティブポイントとして選択する人が微増している。
とても心強い結果に、事務局としては嬉しい限りである。
(AAN 事務局・小田真弓)
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