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「住んでいる場所が高いと肥満になりにくい」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(388)

米国の研究者らが、「酸素濃度の低い高地に住む人は低地に住む人よりも肥満になりにくい」とする研究結果を発表しています。
これは、米メリーランド州ベセスダの軍人保健科学大学のジェームソン・ボス氏らが、学術誌「国際肥満ジャーナル」で発表したものです。
論文タイトル:Association of elevation, urbanization and ambient temperature with obesity prevalence in the United States/医学誌名:International Journal of Obesity , (29 January 2013) | doi:10.1038/ijo.2013.5/著者:J D Voss, P Masuoka, B J Webber, A I Scher and R L Atkinson

それによりますと、海岸などの低い標高地点に住む人は、コロラド州の高地に住む人に比べて、4~5倍肥満になりやすいことが分かりました。
米疾病対策センター(CDC)によりますと、米国における成人の肥満率は約36%で、その割合は各地で異なり、南部では高く、ネバダ州やコロラド州といった西部は肥満が少ないそうです。
研究は、米国内の約42万2600人を対象に、2011年から行われた電話による健康調査の結果や、標高3000メートル以上の高地に住む236人の情報をまとめたものです。
その結果、コロラド州の高地に住んでいる人は、食生活や運動などの面で健康的な傾向が見られました。

一方、標高500メートル以下の低標高地帯に住む約32万2700人では、低標高地帯の人たちの肥満度などを示すBMI(ボディマス指数)は26.6となり、標高が高い地帯に住む人の24.2に比べ、肥満傾向が強いことが分かりました。
なお、健康的なBMI値の範囲は18.5─24.9で、30を超えると肥満とされています。
さらに標高が200メートル高くなるごとに、肥満になるリスクが減る傾向が観察されました。

以上の結果から、標高の違いにより食欲ホルモンの分泌や体内でのカロリー消費などに影響があると考えられるそうです。

私の住んでいる所は標高200メートルぐらいですので、海べりの人よりも少し肥満になりにくいかも…。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。

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