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「梅干は、胃潰瘍や糖尿病予防に有効」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(318)

梅に含まれる成分が、胃炎や胃がんの原因となるピロリ菌の運動を抑え、また糖分の吸収も抑えるため、糖尿病の予防にも期待できることがわかりました。

これは和歌山県みなべ町と近畿大など9機関の共同研究でわかったもので、これに関する特許も取得しているとのことです。

和歌山県立医大の宇都宮講師らによると、梅の成分でポリフェノールの一種の「シリンガレシノール」に、ピロリ菌の働きを阻害する効果があることが明らかになったそうです。

さらに、梅の成分が、小腸で糖を吸収する役割の酵素「α-グルコシダーゼ」の作用を妨げ、食事後の血糖値上昇を抑制する可能性も明らかにしています。

以上の結果から、梅干しを1日1個以上食べると、胃がんや糖尿病などの予防効果が見込める、とされています。

ご存知のようにピロリ菌は、胃潰瘍や胃がんの原因となるバクテリアで、実は私もピロリ菌をお腹に持っています。

ですので、私自身はあまり梅干は好きではありませんが、これからは食べるように努力します。

もちろん、添加物の入っていないものを選ぶつもりです。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している。

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