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「テレビの見過ぎと寿命」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(313)

お正月中ズーッとテレビの前で過ごしませんでしたか?
お餅を食べながらのテレビもいいもんですが…。

さて今日は、「テレビを1日6時間見る人は、テレビを見ない人よりも寿命が5年短い」という話題です。

これは、オーストラリア、クイーンズランド大学のJ. Lennert Veerman博士らが、英医学誌British Journal of Sports Medicine(2011年8月15日 オンライン版)に報告したものです。

それによりますと、25歳以降の人では、テレビ視聴時間が1時間増えるごとに、寿命は22分ずつ短縮されるということです。

研究は25歳以上のオーストラリア人男女 1万1000人のデータを用いたものですが、その結果によりますと、2008年にはオーストラリア成人全体で98億時間をテレビ視聴に費やしており、このうち最も多い1日6時間以上視聴する人が1%を占めていました。

そしてそのデータを詳しく調べたところ、テレビの見すぎの人は喫煙や運動不足と同様に、平均余命が短縮させるリスクがあることがわかりました。

例えば、喫煙の場合では50歳以降の平均余命を4年間縮めることになるとされています。

すなわち、たばこ1本吸うごとに11分寿命を縮めることになりますが、これはテレビを30分見たのと同じだそうです。

ちなみに、テレビを見ない人では、男性で1.8年、女性で1.5年平均余命が長くなると推定されています。

この結果の解釈についてはいろいろと議論があるようですが、ある研究者によると、テレビの視聴が直接早期死亡の原因となるというのではなく、テレビの害は間接的なものだとする説もあるようです。

例えば、テレビの前に長くいる人は運動不足になりやすいとか、無意識に物を食べたりするなども考えられます。

そのため、肥満のリスクが増え、糖尿病、心疾患、がんなどの慢性疾患につながりやすくなると指摘されています。

また他の説明としては、テレビを見過ぎる人は、孤独・孤立感、抑鬱感を抱く場合が多く、これらの状態が早期死亡をもたらす可能性もあるようです。

ちなみにあなたは1日何時間ほど、テレビに費やしています?

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している。

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