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アンチエイジング 美食スタイル

すでに秋本番になっているのに、日によっては暑さを感じる日もあって、なかなか本格的に衣替えをするタイミングを外してしまっているフードアナリスト伊能すみ子です。
なかなか、衣服の調整って難しいですね。
服装の彩りも秋色。そして、食べものも深みのある秋色へと変わっていきます。
さて、今回の味覚の秋のテーマは“リンゴ”です。
生鮮売り場には、様々な種類のリンゴの香りが漂ってきます。
それは、甘みがあったり、酸みがあったりと、リンゴには気持ちを優しくさせてくれる魅力があるのです。

***ガブッと栄養素まるかじり***
まずは、艶やかに輝くリンゴに注目してみましょう。
日本では1000品種以上、世界をみれば、25000品種以上もあるリンゴ。
あらゆる国で愛されているのがわかりますね。
イギリスのことわざでは「一日一個のリンゴは医者知らず」といわれ、リンゴを食べれば病気にならないということ。
ことわざも昔の人の知恵や習慣など、現在に受け継がれる世界共通の大切な言葉です。

リンゴは、水溶性食物繊維が豊富で、中でもペクチンが善玉菌の増殖を助けてくれます。
整腸作用による便秘の解消にも役立ってくれるので、日頃から気になっている人には
嬉しいフルーツです。果肉よりも皮に多く含まれるので、皮も一緒に食べるようにしたいですね。
さらに注目したいのが、機能性成分のファイトケミカルの代表選手のポリフェノール
ファイトケミカルは、強い紫外線や害虫から身を守るための色や香り、苦みの成分で、ポリフェノールによって、抗酸化作用が働きますし、老化防止にも役立っています。
また、おもしろい成分としては、アップルフェロンも気になるところでしょう。
虫歯予防の効果があるといわれていて、歯医者さんも注目しているのです。
虫歯菌を付けにくくして、歯石を除去してくれます。虫歯になると、美味しく食べることもできませんし、悪化すると肩こりや頭痛の原因にもなります。アンチエイジングは見えない部分にもケアが必要なので、リンゴをガブッと丸かじりしちゃいましょう。

***秋の夜長にリラックス効果も***
果物は朝に食べると良いといわれていますが、ゆっくりと時間が流れる夜のリラックスタイムにもリンゴは欠かせません。
空気の乾燥してくる今の季節は、体も乾燥しがちになります。体内の水分を保つには、リンゴの酸味が重要です。
甘味と酸味を持つリンゴは、紅茶との相性バッチリ。
温かい紅茶にスライスしたリンゴを浮かべれば、体を温めてくれて、口の渇きも潤してくれます。さらに、シナモンを加えることで、胃腸の調子や消化機能も高めてくれるのです。
紅茶やリンゴはアロマ効果で、心の働きを高めたり、安定した精神をキープしてくれます。
安らかな気持ちで眠りにつけば、翌朝の目覚めや活動も精力的になりますね。

***すみ子のちょこっとZOOM UP***
みなさんは、カービングをご存じでしょうか。
野菜や果物を小型のナイフで彫刻していく、タイで700年以上も続く歴史ある伝統芸です。宮廷に仕える女性達が料理をおいしく見える様に飾り付けたのが始まりといわれています。場に彩りを与えてくれますが、なによりもお客様のおもてなしとされていました。
とても繊細なその技は、タイ好きな私の心を高揚させます。少しだけ習っていた時期がありましたが、なかなか上達しませんでした(笑)。
フルーツの形状の変化を楽しめるカービングは、華やかに料理を引き立ててくれます。
食への美味しさの第一印象は視覚からはじまります。
ちょっと先になりますがクリスマスの食卓や誕生日など、お祝いの席でちょっと細工してみるのも楽しいかもしれません。

リンゴは、生はもちろん、煮たり焼いたりと、火を通しても美味しくいただけるフルーツです。
デザートで食べるもよし、カレーや肉類の仕込みなど隠れたポイントにしてもよし、オールマイティに活用できる旬のリンゴを楽しんでくださいね。

伊能 すみ子

伊能 すみ子
INOU SUMIKO

食の専門家であるフードアナリスト1級。
気象番組ディレクターを経て、日本をはじめ世界各国の料理や食文化を学ぶ。
エスニック、スイーツを中心に、様々な食の情報をテレビ、雑誌、ウェブなどのメディアにて提案、執筆。
自らのアンチエイジングフードのポイントは「スパイス」。
古代エジプトより薬として活用されたスパイスをこよなく愛する。
●ブログ『恋しいアジア』~アジアンフードディレクター伊能 すみ子~更新中

●著書『マカオ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。』/div>

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