アンチエイジングニュース

アンチエイジングに欠かせない要素である睡眠。
パラマウントベッド株式会社とのコラボでモニター企画「睡眠改善プログラム」を実施してきた。日ごろ睡眠で悩みを抱えていた方にモニターとなっていただき、専門のインストラクターから睡眠改善のためのアドバイスを受けることで、睡眠の質向上を目指す企画だ。
本モニター企画の最終結果が出たのでご紹介する。

 

 眠りに影響する様々な原因が
 理解でき、有意義だった。
 引き続きプログラムを継続し、
 少しずつ改善して行きたいと
 思います。

―――A様(20代・男性・教員)

 

お悩み:「十分な睡眠時間(7時間)が確保できたと思っていても全体的に身体の疲労感が取れない」

<BEFORE>

<AFTER>

 

-カウンセリング前の睡眠状態-
「十分な睡眠時間が確保できたと思っていても、疲れが取れない」という悩みで今回のモニターに募集されたA様だったが、測定データからも睡眠中に目が覚めることが多いことが確認された。20代としては熟眠度(就床から起床までの時間に占める睡眠時間の割合)がかなり低く、睡眠時間が5時間弱しか確保できていなかった。A様はそんなに目が覚めているつもりはないようであったが、アトピー性疾患があり夜中に体を掻いているかもしれないとのことで、実質的に眠れていないのではないかと考えられた。睡眠の改善には皮膚科的治療が最も効果的と考えられるが、同時に生活リズムも乱れているため生活リズムの改善も有効な手段と考えられた。

- 睡眠改善に向けた取組み -

取組み1:休日も平日と同じくらいの時間に起床する
平日の睡眠不足を休日に補っていると考えられ、仕事の忙しい人に多くみられる生活スタイルです。平日と休日が切り替わるたびに時差ぼけのような状態になってしまっているので、活動(覚醒)と休息(睡眠)のメリハリが低下し、日中の調子が上がらない、夜眠れなくなる、などの原因になってしまいます。

取組み2:日中は明るい場所で過ごす
人は古来より太陽の光を浴びて活動し、夜になると休息(眠る)という生活を送ってきました。日中に太陽の光を浴びることで活動(覚醒)と休息(睡眠)のメリハリが強くなります。活動と休息のメリハリが強くなれば、脳も体も日中は活動に夜は休息に適した状態になります。

取組み3:就床前にパソコン、仕事をしない
     (パソコンを使用する場合は、モニターの輝度を落とす)

明るい光には強い生体リズム調整作用があります。夜に明るい光を浴びると、生体リズムは後退、つまり夜型になり、なかなか眠れない原因になってしまいます。また、仕事も脳が覚醒状態になってしまうため眠りにくくなります。人はスイッチを切ったように眠れません。覚醒から睡眠への以降をスムーズにする準備期間が必要です。

-カウンセリング4週間後のご本人の感想-
「自分が眠れていないことや生活リズムが乱れていること、眠りに影響する様々な原因が理解でき、有意義だった。今回は生活リズムを改善できなかったが、正しい知識に基づきしっかりと取り組めばきっと睡眠が改善できる気がします。少しずつ改善していきたいと思います。」と語り、今後もプログラムを継続して行うこことなった。

- 睡眠改善インストラクターから一言 -

睡眠は免疫系やアレルギーとも密接に関わっています。睡眠を改善することがアトピーの治療にもきっと役に立つと思いますので、一緒にがんばりましょう。
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