アンチエイジングニュース

小松菜のけんちん汁
――アンチエイジング料理レシピ(214)

色とりどりの野菜が少ない冬は、小松菜などの青菜が緑黄色野菜の代表です。抗酸化成分のビタミンCビタミンE、体内に入るとビタミンAに変わるβ―カロテンがすべて含まれ、カルシウムも豊富に含まれています。下茹でのいらない小松菜は、仕上げに加えるなど、できるだけ加熱を少なくするとビタミンCの損失が防げます。
小松菜のけんちん汁のように長く食べつがれている料理には、アンチエイジングの知恵があります。大豆に含まれる大豆イソフラボンは、体内に入るとエストロゲンに似た作用をするので、更年期症状の改善に欠かせませんが、ビタミンEと一緒に摂ると、血行もよくなり、肌老化の予防にも効果的です。大豆製品と緑黄色野菜を組み合わせる工夫を。
ビタミンEを多く含む油で炒め、脂溶性ビタミンの吸収を良くしています。里芋のねばねば成分は汁を冷めにくくしていますが、この成分ムチンは、胃腸の粘膜を守り、免疫力を高める働きがあります。

アンチエイジング料理

<材料>2人分

 ・小松菜     1/2束
 ・豆腐     1パック(150g)
 ・里芋     3個
 ・ごま油     小さじ1
 ・だし     400ml
 ・味噌     大さじ1
 ・七色唐辛子     適量

<作り方>

(1)小松菜は洗って3cm長さに切っておく。豆腐は軽く水けを切る。里芋は皮をむき、2cm幅に切り、電子レンジで加熱しておく。

(2)鍋にごま油を入れて熱し、(1)の豆腐、小松菜を炒める。だしと(1)の里芋を加え、小松菜が食べやすくなるまで煮る。

(3)いったん火を止めて、味噌を溶き、再び火にかけて沸騰する直前まで温めて椀に盛る。お好みの量の七味唐辛子をふる。

(1人分 156kcal)

※料理製作時に材料を計算して算出した概算です。目安としてご利用ください。

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)

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