アンチエイジングニュース

鶏むね肉の治部煮
――アンチエイジング料理レシピ(212)

冬にかぜをひきやすいのは、乾燥した空気と寒さで粘膜が乾き、体の防衛機能が狂うからといわれています。皮膚や粘膜を丈夫にし、正常に働かせる働きのあるビタミンAを含む食材をとり、抵抗力をつけましょう。また、元気な細胞を作るために欠かせないたんぱく質は、高たんぱく、低カロリーのものを選ぶのがアンチエイジングメニューのポイントです。かぜかなと思ったら、体を温める食材を使った温かい食事を心がけましょう。
高たんぱく、低カロリーな鶏むね肉は、他の肉類に比べ、ビタミンA〈レチノール〉が多いのが特徴ですが、パサパサ感が気になります。治部煮は、片栗粉をまぶして煮るので、鶏むね肉も柔らかくしっとりと仕上がり、煮汁のとろみで、熱々を召し上がれます。体を温める働きのある生姜の辛味成分ジンゲロンは皮に多く含まれ、空気に触れると効力を失いますから、皮ごとおろして、おろしたてをたっぷり使ってください。

アンチエイジング料理

<材料>2人分

 ・鶏むね肉     1枚
   片栗粉     適量
 ・里芋     3個
 ・ほうれん草     1/2把
 ・椎茸     2枚
 ・だし汁     3カップ
   酒     大さじ2
   みりん     大さじ2
   しょうゆ     大さじ2
 ・おろし生姜     適量

<作り方>

(1)鶏むね肉は食べやすい大きさにそぎぎりしておく。里芋は皮をむいて輪切りにし、電子レンジで加熱する。ほうれん草は色よくゆで、4cm長さに切る。椎茸はいしずきをとり、飾り切りしておく。

(2)鍋にだし汁と酒、みりん、しょうゆを入れ、(1)の里芋をいれて柔らかくなるまで煮る。(1)の鶏むね肉に片栗粉を刷り込むように薄くつけ、鍋に入れる。鶏むね肉に火が通るまで、やや弱火で煮、椎茸も加える。汁はとろみがつくまで煮詰め、あんにする。

(3)器に、鶏むね肉、里芋、椎茸、(1)のほうれん草を盛り付け、鍋に残った熱々のあんをかける。おろし生姜をたっぷりと添える。

(1人分 385kcal)

※料理製作時に材料を計算して算出した概算です。目安としてご利用ください。

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)

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