アンチエイジングニュース

「ビネガー(食用酢)で肥満を防止」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(257)

サラダドレッシング、鍋物でのポン酢、食卓では酢は必需品ですね。ご存知のように、酢の本体は酢酸で、昔から健康によいと、いろいろな疾病に使用されてきました。
そして生化学的にも、血圧、血糖値及び脂肪などの代謝反応に、様々な役割を持つことが分かってきています。
さて今回は、酢が体内の脂肪の蓄積を抑え、体重増加を防ぐということが確認されたというニュースをご紹介します。

これは、ミツカングループのTomoo Kondo氏らが、食品化学誌Journal of Agricultural and Food Chemistryに報告したものです(2009; 090609114939008; 論文タイトル:Acetic Acid Upregulates the Expression of Genes for Fatty Acid Oxidation Enzymes in Liver To Suppress Body Fat Accumulation)。

それによりますと、高脂肪食で飼育した実験室マウスに酢酸を与えたところ、酢を与えなかったマウスに比べて、10%以上の体内の脂肪が減少していることが明らかになりました。
さらに、このマウスの遺伝子発現を調べたところ、脂肪酸酸化酵素の発現量を増やすことにより、脂肪代謝が盛んになっていたそうです。つまり酢酸を摂取すると、脂肪代謝を盛んにする酵素作用が高まり、体内の脂肪の蓄積が防止されるというわけです。

ちなみに最近、酢入りのチョコレートに人気が出ています。
チョコレートの原料のカカオ豆には、最近減量効果が叫ばれているカフェインのほか、興奮作用を持つテオブロミンも含まれており、薬用作用があることが分かっています。
そして、酢酸とこれらの成分がお互いに助け合って、体内の代謝を盛んにすることが期待されています。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している

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