「いろいろきのこのリゾット」
――　アンチエイジング料理レシピ（１９８）

秋の味覚、生のきのこは成分の８０～９０パーセントが水分で超低エネルギーなのが特徴です。食物繊維やビタミンD、ビタミンB郡を多く含む、健康効果の高い食材です。
注目されているβ―グルカンという不溶性食物繊維の仲間には、免疫細胞を高め、がん予防の効果が知られています。
また、しいたけの特殊な成分は、コレステロールを血管に沈着するのを防ぎ、高血圧予防に役立といわれています。まだ知られていない成分の研究もすすんでいて、効果もそれぞれ違うので、いろいろなきのこを食べることがいいようです。
いろいろきのこのリゾットは、米と同じくらいたっぷりきのこを使っているので、精白米に不足するビタミンB郡や食物繊維を補います。
旨味成分のグアジール酸やグルタミン酸を豊富に含むので、塩分控えめでもおいしく、消化吸収もよい、体にやさしいアンチエイジングメニューです。
オリーブオイルやバターの風味は、味のポイントですから、量より質を心がけてください。

＜材料＞２人分

＜作り方＞
（１）きのこは、粗みじんに切る。玉ねぎ、にんにくはみじん切りにする。
（２）浅鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎ、にんにく、きのこを炒める。香りが出てきたら白ワインを加え、煮立てる。
（３）（２）に米を入れ、煮立てた野菜ブイヨンをひたひたくらいまで加え、ことことと煮込む。途中スープを適量加えながら、ときどきかき混ぜながら煮る。１５分くらいで炊き上げる。塩、こしょうで調味し、仕上げにバターを入れ、つやが出るまで混ぜる。
（４）器に盛り、パセリのみじん切りを振る。
（１人分　２９０kcal）

※料理製作時に材料を計算して算出した概算です。目安としてご利用ください。

（コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子）