アンチエイジングニュース

アンチエイジングなフードナビ

第15回【骨粗鬆症にも覚えておきたい!牛乳1杯分のカルシウムを葉っぱ3枚で!】

「残暑お見舞い申し上げます」、そんな夏の終わりの頃を迎えようとしています。お盆休みはいかがお過ごしでしたか。旅行?帰省?海水浴にキャンプ、花火大会?良い思い出を作られたことと思います。私は残念ながら…、友達の土産話を聞くだけだった今年。普段のお外歩きで、日焼けだけはバッチリしているんですけどね~、何処へも行けずじまいでした。

アンチエイジングなフードナビさて、野菜ソムリエの私・神林春美がナビゲートする「アンチエイジングなフードナビ」。
今回は、「パワフルな栄養効果を発揮する野菜」と題してお送りしている3回目。「リーフ」と名の付くこの野菜、「グラパラリーフ」をご紹介したいと思います。写真を見れば、一目瞭然ですよね。長さ5cm程の葉っぱ型をした可愛らしいお野菜です。

最近では、時々スーパーなどでも見かけるようになったこの「グラパラリーフ」。嬉しいことに、見かけるもののほとんどが国産です。めずらしい品種の栽培に積極的な生産者さんが増えきている証拠でもありますが、もともとは中南米原産の多肉植物。それを食用に改良したものが、この「グラパラリーフ」です。

「グラパラリーフ」の特徴、まずは見た目・味からお話していきましょう。
ふっくら肉厚な葉は、薄~い薄い半透明な皮で包まれ、手で簡単にちぎることができる葉です。その時、この薄い皮がプチッと音を。歯で噛めば、少し弾ける音が聞こえてきます。緑の皮の下には、透明な果肉。少し渋みも含んだ酸味が広がる味となっています。
例えて言うなら、野菜と言うよりは、若い未熟な果物のよう。「青りんごのような…」と表現されることも多いようですが、う~ん…。個人的には、フレッシュさより、食感の楽しさを楽しみたい感じです。

アンチエイジングなフードナビ注目すべき栄養面での特徴。
実は、カルシウムが牛乳の約2倍!しかも、カロリーはわずか3キロカロリー。もともと牛乳が苦手な方や牛乳のカロリーを気にされる方には、不足しがちなカルシウムを摂取する新顔食材登場!と言ったところです。
ちなみに、みなさんご存知ですか?実は、カルシウムを体内に吸収させるには、マグネシウムの力が非常に重要だということを。残念ながら、カルシウム単体だけでは、摂取しても吸収がされにくい栄養素なのです。

その点、「グラパラリーフ」には、カルシウムと同様にマグネシウムの量も豊富。なんと、マグネシウムは牛乳の5倍も含まれています。牛乳コップ1杯に含まれるカルシウム量を、この「グラパラリーフ」なら3~4枚で摂取することができると言うことです。
また、「グラパラリーフ」は、その他の栄養素も豊富。ビタミン、ミネラル、アミノ酸を始め、約20種類以上の栄養素が、この1種類で摂取できます。

特に、女性は40~50代になると、骨粗鬆症になる方が男性に比べ非常に多いと言われていますよね。丈夫な骨作りに、カルシウムが欠かせぬものであることは、言わずと知れたところ。
動物性の食品が気になる年齢とも重なりますので、そんな方にも、ぜひ「グラパラリーフ」、オススメしたいと思います。今後は、もっと生産量も増え、身近な野菜となるはずですから、長くお付き合いしやすい「アンチエイジングフード」となるでしょう。

食べ方は、洗ってそのままパリッと生で食べることはもちろん、細かく切ってサラダやドレッシングに入れたり、サンチュやレタスと一緒に巻けば焼肉もスッキリ。野菜ジュースにもグッドですし、ちらし寿司に入れても爽やな口当たり・食感が楽しめるかもしれません。いろいろレシピも広がりそうですよ。

神林 春美(Harumi Kambayashi)プロフィール
●略歴
1976年生まれ。ライター。東南アジアの国タイを半年間旅した日々で、「野菜やハーブのある豊かな生活スタイル」に出会い、野菜ソムリエなどの資格を取得。「美味しい」だけでなく、「体に効く」食べ物に出会うことが、日々のパワーチャージのひとつ。特に好きなアンチエイジングフードは、デトックス効果の高い「パクチー」。野菜ソムリエ、調味料マイスター、アロマ環境協会アロマテラピー検定1級、eco-people(eco検定)の資格を持つ。
  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧