アンチエイジングニュース

「カレー粉の成分が、がん細胞を死滅させる」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(244)

カレーライスは私の大好物です。
カレーうどんにも、ハマっています。

さて、今回このカレー粉に含まれる
黄色色素のターメリックが、
がん細胞を死滅させる
ことが明らかになったというニュースをご紹介しましょう。

ターメリックの主成分はクルクミンといわれるもので、昔からヒーリングの効果があると考えられていました。現在も関節炎や痴呆などの治療に使えるのではないかと、多くの研究室で研究がおこなわれています。

中でも今回はCorkがん研究センターのSharon McKenna博士らが、英国がん研究専門誌British Journal of Cancer(2009, Oct. Issue)に報告したものを取りあげます。

その報告には、クルクミン成分が実験室で培養した食道がん細胞を、24時間以内に死滅させたと述べられています。
クルクミンを食道がん細胞に添加すると、がん細胞に細胞死を起こさせ、そして細胞は自己分解するのだそうです。
関係者によるとこのクルクミンを用いた方法が、将来の食道がんに対する新しい療法につながるものと期待されている、とのことです。

ちなみに食道がんは60歳代の男性に好発し、1970年以降年々増え続けているがんです。これまで、喫煙や飲酒と食道がんとの関連が指摘されており、さらに最近の研究によると、熱い飲料を飲むと喉の組織を損傷し、発がんのリスク要因となる可能性も示されています。
また、野菜や果物を多く食べる男性は、食道がんになるリスクが低いことが厚生労働省の調査結果で明らかとなっています。

以上を総合的に考えますと“食道がんを予防するには、禁煙禁酒で、あまり熱くない
飲み物を飲み、そして野菜や果物を多く摂り、カレーライスを食べるのがよい
”ということになりますね。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している。

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