アンチエイジングニュース

アンチエイジングネットワークでは、アンチエイジングに関する一般の皆さんの意識調査を2004年より年2回、のべ14回実施している。
過去の意識調査の中から、興味深いものをピックアップしてご紹介していく。

以前、『データで読むアンチエイジング 第1回』で取り上げたが、体の部位にコンプレックスを感じている人はことのほかたくさんいた。加齢とともに、体に変化が起きるのは仕方がないこと。しかし、時計の針を少し戻し、老化へのスピードを遅らせたいと誰しも願っているのではないだろうか。それでは、皆さんのアンチエイジングに対する意識はどのようなものなのか2009年秋の意識調査結果をもとに紐解いていきたい。

■■■Q:アンチエイジングのために最も重視していることは何ですか?■■■

男女別比較をみると、男女ともに食事・運動・睡眠に気を使っていることがわかる。女性は美容と回答した人が最も多いのに対し、男性は美容への関心がほとんどなく、食事・運動・睡眠と基本的な生活を重視していた。

年代別にみるとどうだろうか。この結果で注目したいのは、美容と回答した人が20代から減少傾向にあり、30代からカーブが急激に下降していたこと。それに反比例し、運動は増加していた。
また、60代では美容が最も低くなり、その代わりに食事への気遣いが最も高くなっている。50代を境に食事・運動への関心が高まるという結果となった。やはり、介護の予防のために自分を振り返るのが50代以降と考えられる。

■■■Q:肌の治療で受けてみたいものは何ですか?■■■

女性では、レーザ―によるシミ治療が最も多く、次いでヒアルロン酸注入・ケミカルピーリング・コラーゲン注入と続いた。先程の結果でもわかるように、男性は美容への関心が低いため、受けたい肌治療も特にないが最多。しかし、レーザーによるシミ治療への関心が意外にも高いという面白い結果となった。

年代別では、やはり年齢を重ねるにつれて肌治療への関心が低くなっていた。年齢を重ねるにつれて、肌治療への関心が高まるのではという想像と異なる意外な結果となった。
また、レーザーによるシミ治療への関心は20~30代が最も高い。
このデータは、2009年のもの。肌治療の進化は日進月歩。以前、当サイトで紹介したたるみ治療、サーマクールといったメスを使用せず、痛みを軽減した治療法が今後のトレンドとなるだろう。
このようなたるみ治療をはじめとする最新治療が増えると受けたい肌治療も年々変化することが予想される。

■■■Q:今後受けたい検査や検診は何ですか?■■■

女性は、圧倒的に婦人科検診が多かった。次いで人間ドック、アンチエイジングドックと続いた。男性では、人間ドック、脳ドック、一般健診の順となった。

20歳未満から20代で婦人科検診への関心が急激に増えていることがわかる。若い年代の半数が婦人科検診を受けたいと感じているのは、幅広いメディアで婦人科の病気が取り上げられたことや、ピンクリボン運動などで予防への関心が高まったことが影響しているのだろうか。
また、脳ドックも年齢を重ねるにつれて高い数字になっている。くも膜下出血や脳溢血などは決して高齢者だけの病気ではないということ、さらに認知症への対策という認識なのだろう。
また、人間ドックは、どの年代でも常に高い数字となっている。

2009年秋の意識調査結果はいかがだっただろうか。女性は圧倒的に美容への関心が高く、男性は基本的な生活、食事・運動・睡眠、という回答が多かったことは予想通り。
しかし、受けたい肌治療では、女性だけでなく、意外にも男性もレーザーによるシミ治療への興味があるという面白い結果が出た。
みなさんもアンチエイジングのために受けてみたい治療や検診など多々あるだろう。しかし、費用が高額なため受けるのを躊躇している方も多いのではないだろうか。
塩谷理事長は、「人間ドックはがん検診が中心で、予防医学的にはアンチエイジングドックの有用性がもっと認められても良いと思う。今後の課題としてアンチエイジングドックの普及を図るべき」と話している。病気になってから多額の医療費をつぎ込むより、予防医学的のその前段階で心身の健全化を推進すべきだと…。
また、塩谷理事長いわく、「アンチエイジング活動の9割は普段の生活からできる」。それは、バランスの摂れた食事・適度な運動・質の良い睡眠だ。
バランスの摂れた食事、適度な運動、質の良い睡眠でまずはお金をかけずにアンチエイジング活動をはじめていただきたいものだ。

ここで人間ドックとアンチエイジングドックについてデータをご紹介したい。
■■■人間ドック■■■
47都道府県の人間ドックについて調査を行った。56の病院・施設で様々な人間ドックの形態があった。1日ドック・2日ドック・3日ドック。
費用の平均は以下の通りである。
1日ドック:50,838円。2日ドック:81,532円。3日ドック:144,757円。細部まで検査するものであるため、費用も高額である。他に脳ドック、心臓ドック、大腸ドック…と多岐にわたる検査があった。
費用は高額であるが、もしがんを発病した場合の治療費を考えると、がんなどの疾患を早期発見することができれば人間ドックは決して高いものではない。
「人間ドックを受けたことがない」という方はご自身に目を向けるきっかけとして受診してみてはいかがだろう。

■■■アンチエイジングドック■■■
知っていそうでよくわからないアンチエイジングドック。死に関わらないため、興味はあるがなかなか受診する人は少ない。アンチエイジングドックとは、何なのか。アンチエイジングドックとは、「病気になる前の未病を発見することにより、将来の生活習慣病を予防するとともに、老化をできるだけ早期に見つけて、できるだけ老化への歩みを遅らせるのがアンチエイジング医学の目的。それを実現するために、血管・骨・ホルモンなどに現れる老化や疾病の兆候を知るためのもの」がアンチエイジングドックである。アンチエイジングドックの理解を深めていただくために、アンチエイジングドックのセミナーを予定している。ぜひ理解を深めるためにご参加いただきたい。

(AAN WEB編集部 渡辺仁美)

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