「菜の花とさくらえびのちらし寿司」
――　アンチエイジング料理レシピ（１８１）

冬の省エネモードからの切り替えで、バランスをくずしがちな春先は、無理のないデトックスで、からだも心もすっきりさせたいものです。デトックスの主役は、今が旬の春野菜。中でもアブラナ科の菜の花は、葉やつぼみまで全部食べられるおすすめの食材です。鉄やマンガンなどのミネラルは、利尿作用があり、むくみの解消に効果的です。骨を強くし、精神を安定させるカルシウムの量も、野菜の中でもトップクラスといわれています。
菜の花とさくらえびのちらし寿司は、さくらえびとの色合いも美しく、菜の花に含まれるビタミンCやお酢に含まれるクエン酸が、カルシウムの吸収を助ける組み合わせです。たっぷり使った生姜の甘酢漬の辛味成分、ジンゲロンやショウガオールには、代謝を盛んにし、胃を丈夫にして食欲を増進させる作用があります。

＜材料＞４人分

＜作り方＞
（１）米は、昆布と酒を入れて、炊く。
炊き上がった、甘酢をあわせて、寿司飯を作り、冷ましておく。
（２）菜の花は、色よくゆで、半分に切り、下のほうは１ｃｍの小口切りにする。
生姜の甘酢漬は飾りようを残し、刻んでおく。卵とマヨネーズを合わせてよく混ぜ、
フライパンなどで柔らかめのいり卵にしておく。
（３）寿司飯に、（２）の菜の花、生姜の甘酢漬を加えて混ぜ、器に盛る、上に、いり卵、
（２）の菜の花の花の方、さくらえびをたっぷりとのせ、飾り用の生姜の甘酢漬を飾る

※カロリー　（１人分　５２３kcal）
（料理製作時に材料を計算して算出した概算です。目安としてご利用ください。）

（コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子）