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第8回【「黒い色」がキーワード!女性の体には、もっと「血」を補いましょう!】

アンチエイジングなフードナビ冬が終わり春へ…。待ちに待った桜前線も、順調に日本列島を北上しているようですね。皆さん、こんにちは。「アンチエイジングなフードナビ」、ナビゲーターの野菜ソムリエ・神林春美です。個人的にも、「今年こそ、手作りのお花見弁当で!」といきたいところですが、今回は、お弁当の「ごはん」にちょっとの工夫を!と、「黒米」をご紹介したいと思います。

雑穀ブームもあり、日頃から「ごはん」には気を配っている方も多いことでしょうね。私自身はいつも、ごはんを炊く際は「黒米」を入れています。きっかけは、個人的な体の不調によるところ。一時期、漢方アドバイザーの方に漢方薬を処方していただいた時期がありました。その際、普段の食事でアドバイスされていたのが、「黒い食材を食べましょう」

実は、その当時の私の体の不調には、いわゆる東洋医学で言うところの、「血(けつ)※体に栄養を与える血液のこと」が不足気味。この症状、女性には実に多いそうで、月経だけでなく偏食や不規則な生活で「血」を消耗してしまいがち、というお話をうかがいました。「血」の不足は、普段から顔色が悪かったり、肌の乾燥や爪が割れる、白髪が増えるといった症状をもたらすそうで、夜、熟睡できないといった症状も、この「血」の不足が関係するとか。自分には自覚症状があまりなかったのですが、「言われてみれば…」と日常生活を振り返るキッカケともなりました。

アンチエイジングなフードナビそこで、アドバイザーの方からは、血を造る「造血作用」のある食材を普段から摂るようにとの助言が。「レバー」や「牡蠣」はもちろん、実は「黒い食材」、これが造血に効果的、との話でした。「黒米」「黒豆」「胡麻」などが、私の体調には効くとのこと。中でも「黒米」は、血を補うだけでなく、色を見ればピンときますよね?赤黒い色は、アントシアニンの色。抗酸化作用のある成分であり、血管を保護する働きもあります。また、ビタミンEも含まれ、こちらもまた体のサビを防ぐ成分。他にも、白米に比べ、鉄分・カルシウム・亜鉛といったミネラル分も豊富であり、「黒米」は血を補いながら、体のサビつきも防いでくれる、アンチエイジングな食材なのです

アンチエイジングなフードナビちょうど今は季節柄、新たな生活が始まる時期。リセットするには良いタイミングですが、活動量も増え、慣れないことへの緊張感も続く時期です。体内の「血」を消耗しやすい時ですので、日頃の食事から、ちゃんと消耗した分を補ってくださいね。今回は、「黒米で炊いた黒豆おにぎり」をご紹介。黒色のダブルのチカラで、女性の体を健やかに維持する支えになってくれるはずです。お花見弁当と言わず、ぜひ、毎日のごはんからどうぞ!ちなみに、黒米は洗いすぎに注意。せっかくのアントシアニンを取り除いてしまうのは、もったいないですよ!

神林 春美(Harumi Kambayashi)プロフィール
●略歴
1976年生まれ。ライター。東南アジアの国タイを半年間旅した日々で、「野菜やハーブのある豊かな生活スタイル」に出会い、野菜ソムリエなどの資格を取得。「美味しい」だけでなく、「体に効く」食べ物に出会うことが、日々のパワーチャージのひとつ。特に好きなアンチエイジングフードは、デトックス効果の高い「パクチー」。ベジタブル&フルーツマイスター、調味料マイスター、アロマ環境協会アロマテラピー検定1級、eco-people(eco検定)の資格を持つ。
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