アンチエイジングニュース

「てんぺと牡蠣のホットサラダ」
―― アンチエイジング料理レシピ(171)

忙しい毎日、食材が偏りがちな食生活では、ミネラルの不足が心配です。ミネラルは、体の構成成分となり、体の働きを助ける機能も持つ重要な微量栄養素ですが、体内では合成できないので、食事から摂らなくてはなりません。骨や歯に含まれるカルシウムや、赤血球のヘモグロビンに含まれる、体のさまざまなところで働く酵素の成分として亜鉛などがあり、不足すると不調の原因にもなります。黒豆を醗酵して作られたてんぺは、鉄を豊富に含み、貧血予防の効果が期待できます。カルシウムマグネシウムを多く含み骨や歯の健康に役立ちます。旬の牡蠣に多く含むれる亜鉛は、植物性食品に偏ると不足しがちで、味覚が衰える原因とも言われています。サラダホウレン草などと組み合わせたホットサラダは、ミネラルの吸収を助けるビタミンCも豊富にとれるアンチエイジングメニューです。てんぺなどの栄養価の高いアンチエイジング食材や旬の野菜、旬の魚介類を意識して食卓に登場させ、ミネラル不足も解消しましょう。

アンチエイジング料理

<材料>2人分

 ・てんぺ(黒豆)    1箱(100g)
 ・牡蠣     6個
 ・グレープフルーツ    1/2個
 ・塩、こしょう    少々
 ・オリーブオイル    大さじ1
 ・バルサミコ酢    大さじ2
 ・サラダホウレン草    1パック
 ・ベビーリーフ   1パック

<作り方>
(1)てんぺは1cm幅に切る。牡蠣はよくあらって、ざるに揚げ水けを切っておく。
サラダホウレン草と、ベビーリーフは洗ってざるに上げ水けを切っておく。
グレープフルーツは、皮をむき、房を取り出しておく。
(2)フライパンに、オリーブオイを熱しつぶしたにんにくを入れ、香りが出たら、
牡蠣を入れて、色よく焼き、取り出しておく。
同じ鍋に(1)のてんぺを入れて焼く。牡蠣を戻し、バルサミコ酢を加えて、さっと煮立てる。
味を見て、塩、こしょうで調味する。
(3)皿に、(2)のサラダホウレン草とベビーリーフ、グレープフルーツをひき、
上から(2)の牡蠣とてんぺを熱々の汁ごとかける。

※カロリー 1人分:245kcal
(料理製作時に材料を計算して算出した概算です。目安としてご利用ください。)

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)

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