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第4回【「ずっと若々しく…」を目指すなら、大豆発酵食品「テンペ」はいかが?】

もうすぐ1月も終わり。2月の楽しい行事と言えば、節分です。「鬼は外、福は内」、そんな声が聞こえてくるご家庭も、多いのではないでしょうか。私も子供の頃のアルバムには、家族で節分をした時の懐かしい写真が、何枚も。手作りの鬼のお面を被った幼い私が、無邪気にお豆をまいています。皆さん、こんにちは。野菜ソムリエの神林春美です。今日、私がナビゲートするアンチエイジングフードは、そう、「お豆」に関連する食材。キーワードは「大豆+発酵」。これが、かなりアンチエイジングに効く食品なのです。

アンチエイジングなフードナビ「畑のお肉」とも言われる、大豆。マクロビオティクでは、良質なタンパク質を多く含む食材として、お肉の代わりによく食べられていますね。大豆には、食物繊維カルシウム鉄分イソフラボンも豊富。「いつまでも健康で若々しく……」、そう願う私達女性には、アンチエイジングのセンサーが敏感に反応する成分が多く揃っています。それに、実はこの大豆。「発酵」という過程を経ることで、よりパワーアップ。大豆に含まれる成分が、発酵によって分解され、その栄養分が体内により吸収されやすくなるのだそう。同じ大豆を食べたとしても、発酵した大豆のほうが、その食材自体の栄養が高まると言うことですね。

今回、そんな耳寄りなお話を、私に授けてくださったのは、株式会社 登喜和食品(東京・府中市)の遊作誠社長。皆さん、「テンペ」という大豆食品はご存知でしょうか。「テンペ」は、まさに、今回のキーワード「大豆+発酵」を表現する食材。大豆の煮豆をテンペ菌で発酵させたインドネシアの伝統食品です。納豆のようなネバネバ感や匂いもなし。こちら「登喜和食品」の「生てんぺ」にいたっては、まるで大豆をほっくり煮た後の、お豆の甘みをじっくり感じられる味わいです。一般的にテンペと言うと、加熱した形状のものが主流の中、ハイビスカスの葉から抽出した純度の高いテンペ菌を使用することで、「生」でも食べられるテンペを開発されたそうです。

アンチエイジングなフードナビまた、皮つきのまま丸大豆を発酵させて、大豆の栄養成分と旨みを余すところなく生かしたのも「登喜和食品」の「生てんぺ」の特徴です。写真の黄大豆のほか、アントシアニンが多く含まれている黒豆の「黒生てんぺ」もあります。

そして、このテンペ。実は、もうひとつ、嬉しいアンチエイジングなニュースがあります。それは、「ポリアミン」という成分。まだ耳慣れないワードかもしれませんが、最近注目されているアンチエイジング効果のある成分であり、加齢とともに増えていく原因物質を減らしてくれる、なんとも頼もしい天然成分です。もともと大豆自体にも、このポリアミンは豊富に含まれていますが、先ほどお話したように、発酵することで、より栄養価もアップ。しかも、テンペには、このポリアミンが、納豆以上に高濃度で含まれていると言いますから、「ずっと若々しく!」という希望を叶えたい私達にとって、テンペは、非常に注目すべきアンチエイジングフードです。

今回お話をうかがった、登喜和食品さんでは、現在「テンペチョコ」も大好評の中、今春から夏にかけ、いつでも手軽に食べられるスティックタイプの「テンペバー」や、朝食代わりになる「テンペスムージィー」なども相次いで商品化される予定。テンペが持つ「アンチエイジングのチカラ」を、私達女性がもっと身近に手にできるようになりそうですね。

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株式会社 登喜和食品HP

神林 春美(Harumi Kambayashi)プロフィール
●略歴
1976年生まれ。ライター。東南アジアの国タイを半年間旅した日々で、「野菜やハーブのある豊かな生活スタイル」に出会い、野菜ソムリエなどの資格を取得。「美味しい」だけでなく、「体に効く」食べ物に出会うことが、日々のパワーチャージのひとつ。特に好きなアンチエイジングフードは、デトックス効果の高い「パクチー」。ベジタブル&フルーツマイスター、調味料マイスター、アロマ環境協会アロマテラピー検定1級、eco-people(eco検定)の資格を持つ。
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