アンチエイジングニュース

アンチエイジングなフードナビ

第3回【ジンジャービネガーで、体の冷えと上手に付き合おう。】

新しい年が始まりました。キリッと澄み切った冬の空気に、吐く息の白さが重なる朝夕。外に出ると、思わず身を小さくしてしまう年明けですね。みなさん、寒さから、体調を崩されたりはしていませんか。3回目を迎えます、「アンチエイジングなフードナビ」。ナビゲーターの野菜ソムリエ・調味料ソムリエの、神林春美です。今回は、冬の時期、女性の抱える悩みのひとつ「冷え」に効果的な「ジンジャービネガー」をナビゲート。生姜とお酢のダブル効果で過ごす、心も体もポカポカな冬時間のご提案です。

最近では、女性を中心に、「ジンジャラー」なる存在も登場するほど。ジンジャー(生姜)の体を温める効果を求め、生姜を積極的に食事に取り入れる愛好者が増えてきているようです。生姜は、古くから、漢方薬でも「温性」の食材として、幅広く処方されているもの。薬効の高い食物として民間療法でも馴染み深いものです。風邪をひいた時、生姜と長ネギに熱いお湯に注いで飲んだ経験はありませんか。生姜とハチミツのホットティーも、冷えた体にじんわり染み入る温かさ。冷たいお蕎麦や冷や奴に、薬味として擦った生姜が付くことも、体を冷やさないためなのだそう。昔からつづく、理にかなった食事の知恵には、本当に感心させられます。

アンチエイジングなフードナビ生姜の「体を温める」効果は、辛味成分「ジンロゲン」と「ショウガオール」によるもの。血液の循環を良くし、新陳代謝を高めてくれる成分です。女性が「冷え性」と言う時、よく足のつま先や手の指先の冷えを挙げますが、外側から温めることが難しい体の末端部分。体の内側から温めてあげることが、やはり効果的です。体の冷えは、女性のホルモンバランスにも影響を及ぼす、年齢に関わらずできるだけ避けたい症状。嬉しいことに、生姜には温感作用の持続性もあり、代謝が良くなることで、発汗作用もアップ。老廃物を排出するデトックス効果も期待できますから、生姜は、女性の体を老化させないアンチエイジングフードでもあります。

中でも、「ジンジャービネガー」は、そんな生姜と上手にお付き合いできる、身近な存在となり得る飲み物。日頃より感じている方も多いでしょう、お酢の酸味には、緊張をほぐし心を落ち着かせてくれる効果あり。今回ご紹介する、酢ムリエのいることでも有名な『オークスハート』 の「飲む生姜の酢」です。お酢の「リラックス効果」と生姜の「体を温める効果」を上手に摂り入れることができる、“飲む”デザートビネガー。様々なフルーツを発酵させて造られたお酢と果汁をブレンドした多彩な商品を楽しむことができます。季節限定商品もあり。もちろん飲み方も自由自在ですが、今回はやはり、お湯で割って飲む「ジンジャービネガーティー」を提案。朝起きた時や夜寝る前、体をぽかぽかさせたい時間の、リラックスドリンクとしてはいかがでしょうか。

神林 春美(Harumi Kambayashi)プロフィール
●略歴
1976年生まれ。ライター。東南アジアの国タイを半年間旅した日々で、「野菜やハーブのある豊かな生活スタイル」に出会い、野菜ソムリエなどの資格を取得。「美味しい」だけでなく、「体に効く」食べ物に出会うことが、日々のパワーチャージのひとつ。特に好きなアンチエイジングフードは、デトックス効果の高い「パクチー」。ベジタブル&フルーツマイスター、調味料マイスター、アロマ環境協会アロマテラピー検定1級、eco-people(eco検定)の資格を持つ。

 

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