アンチエイジングニュース

「肉団子と豆腐の辛味鍋」――アンチエイジング料理レシピ(165)

本格的な寒さがやってくると、毎日でも食べたいのがお鍋です。たくさん食材を1度に取れるのも魅力ですね。体はエネルギーを作り出すときに熱を発生しますが、酸素が体の隅々まで十分に行き渡らないと作り出すことができません。そうなると血行が悪くなり、代謝が下がり、熱を作り出しにくくなる。この悪循環が、冷え性や低体温につながります。血液の働きを担っている赤血球を作るために必要な栄養素が葉酸です。
肉団子と豆腐の辛味鍋は、豚肉に多く含まれるヘム鉄と豆腐に含まれる非ヘム鉄をとることができます。赤血球が生まれ変わるときに欠かせない葉酸は、ニラなどの色の濃い野菜に豊富です。軽い風邪の症状であれば、体を暖かくするだけでも回復する力を私たちはもっていますが、免疫力は加齢により低下していきます。唐辛子やしょうがに含まれるカプサイシンジンゲロールなどの辛味成分は、アドレナリンの分泌を促して新陳代謝を高め、体温を上げる効果がありますから、上手に取り入れアンチエイジングパワーを上げましょう。
締めは、ビタミンEを多く含む練白ゴマを加えて辛味をやわらげ、汁も残らずお召し上がりください。

アンチエイジング料理

<材料>2人分

 ・豚ひき肉   150g
 ・しょうがとねぎのみじん切り   各小さじ1
 ・酒、片栗粉   各小さじ1
 ・豆腐   1/2丁
 ・大根   4cm長さ
 ・白菜   2枚
 ・もやし   1/2パック
 ・えのきだけ   1/2パック
 ・にら   1/2束
 ・かつおだし   300ml
 ・酒   50ml
 ・しょうゆ   50ml
 ・スイートチリソース   50ml
 ・豆板醤   小さじ1
 ・ラーメン   小さじ1
 ・塩   1把
 ・錬り白ゴマ   小さじ2

<作り方>
(1)大根は皮をむいてせん切り、白菜はざく切りにする。もやしは水洗いしてざるに上げる。
えのきだけは下の硬いところを切っておく。椎茸は石ずきを取り半分にする。豆腐は4等分する。
(2)ボールに、豚ひき肉、塩、しょうがとねぎのみじん切り、片栗粉、水を入れてよく合わせ、4等分にして、大きめの肉団子を作る。フライパンサラダ油を少し入れ、表  面を色よく焼く。
(3)鍋に、かつおだし、酒、しょうゆ、スイートチリソース、豆板醤を煮立て、(1)の野菜と(2)の肉団子を入れて10分くらい煮る。食べる直前に、豆腐とニラを加えて火を通す。
(4)締めは、茹でたラーメンと練り白ゴマを加えていただく。

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)

※カロリー 1人分:423kcal
(料理製作時に材料を計算して算出した概算です。目安としてご利用ください。)

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