飛鳥鍋
「飛鳥鍋」――アンチエイジング料理レシピ(163)
飛鳥鍋は奈良県飛鳥地方の郷土鍋の1つで、乳製品が日本に伝えられたころ、宮廷などで、食べられていたとされています。鶏肉を牛乳で煮て食べていたのが飛鳥鍋の原形といわれていますが、栄養価の高い牛乳を使っているので、活力の素となったようです。
良質なたんぱく質はもちろん、美肌効果のあるコラーゲンたっぷりの鶏もも肉や、ビタミンB群やカルシウムを多く含む牛乳と、たっぷりの野菜で、不足がちなビタミンCや、食物繊維を補った組み合わせは、鍋の利点を生かしたアンチエイジングメニューです。また、きのこには、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも豊富です。
締めには、抗酸化成分のクルクミンを含むカレー粉をプラスしてカレーうどんに仕立て、汁まで残らずいただきましょう。
<材料> 2人分
・鶏もも肉 | 1枚 |
・厚揚げ | 1/2丁 |
・白菜 | 1/6株 |
・生しいたけ | 2枚 |
・舞茸 | 1/2パック |
・じゃがいも | 1個 |
・にんじん | 5cm長さ |
・ほうれん草 | 1/4束 |
・白ねぎ | 1本 |
・かつおだし | 2カップ |
・酒 | 大さじ1 |
・砂糖 | 小さじ1 |
・薄口しょうゆ | 大さじ1 |
・味噌 | 小さじ1 |
・牛乳 | 2カップ |
・うどん | 1玉 |
・カレー粉 | 小さじ2 |
・片栗粉 | 小さじ2 |
・水 | 大さじ2 |
<作り方>
(1)鶏肉は大きめの1口大に切る。
(2)白菜は食べやすい大きさに切る。
椎茸は石づきをとり、半分にそぎぎり、舞茸は食べやすく分けておく。
にんじん、じゃがいもは皮をむき、1cm厚さの輪切り、白ねぎは1cmの斜め切りにする。
厚揚げは湯通しし、1cm幅に切る。
ほうれん草は、色よく茹で、4cm長さに切りそろえておく。
(3)鍋に、鶏ガラスープ、酒、砂糖、しょうゆ、味噌を溶かし、煮立ったら、(1)の鶏肉を入れ、
(2)の野菜、きのこを加えて、じゃがいも、にんじんが柔らかくなるまで煮る。
(4)仕上げに牛乳を加えて、3分くらい煮込み、
(2)のほうれん草を入れる。
(5) 鍋のしめは、うどんを入れて煮込み、カレー粉と片栗粉を水溶きしたものを加え、
カレーうどんにして、汁までいただく。
(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)
※カロリー 1人分:488kcal
(料理製作時に材料を計算して算出した概算です。目安としてご利用ください。)
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