アンチエイジングニュース

第2回『まだ早いと思っていませんか?!―ホルモン・更年期障害―』

10月14日(水)、第2回「アンチエイジングカフェ」を開催しました。NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長の塩谷信幸(北里大学名誉教授)が、アンチエイジングの講義を行ったあと参加者の皆さまとお話しさせていただくというこの「アンチエイジングカフェ」という企画は初めての試みでしたが、前回は参加者の皆さまに好意的な感想をいただき事務局一同ほっと一安心。そして今回は前回の反省をふまえ参加者の皆さまのお考えをすこしでも聞けるようにと、塩谷先生の席の位置を中央にしたり、皆様に自己紹介をしていただいたりと、少しだけ形式を変えて開催しました。

□■大事なのは最新情報よりも、本来の目的に立ち返ること。■□
今回のテーマは「ホルモン・更年期障害」についてです。
イントロダクションとして、アンチエイジングという問題に関して「手段の先行によって情報が錯乱している昨今だからこそ、常に本来の目的に立ち返って考えていきたい」と塩谷先生。何かと魅力的な宣伝文句が付けられた商品があふれた現代だからこそ、塩谷先生のこの言葉にハッとさせられました。

まず最初に、老化の原因と考えられているいくつかの説の解説がありました。
諸説ある老化の原因とされるものを把握したら次は「細胞の働き」のメカニズムについてお話しがありました。今回のテーマは「ホルモン」なのに、なぜ細胞の話?と思う方もいらっしゃるかもしれません。実は、細胞が正常に働くためのメカニズムに必要なもののひとつとして「ホルモン」が知られているのです。そこからホルモンと老化の相関関係について医学的目線での説明があり、塩谷先生独自のユーモアに富んだお話を聞くことができました。

□■カフェの時間■□
塩谷先生の1時間にわたる講義もあっという間に終わり、カフェタイム。アンチエイジング作用が期待できるドリンクを飲みながら塩谷先生と語る時間です。
今回のアンチエイジングドリンクは「豆乳ヨーグルト」。第2回のテーマが「ホルモン・更年期障害」ということで、豆乳を使ったドリンクを作りました。豆乳の原料である大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きをすることで知られています。ですからこのイソフラボンを摂取することで、エストロゲンの減少によって引き起こされる更年期障害症状の緩和が期待できるといわれています。豆乳だけでは苦手という方もヨーグルトと合わせることで飲みやすくなればと考えました。ドリンクをお持ちする間、ご参加の皆さまそれぞれに自己紹介や参加理由など自由にお話しいただきました。他の参加者のお話を聞いたことで良い刺激を受けたというようなご意見もありました。

第2回も無事終了したアンチエイジングカフェ。終了後のアンケートでは「ホルモンは難しそうなイメージがあったけど分かりやすく、もっと知りたくなった」といった感想をいただき、美容への関心と同じくらい知的好奇心も揺さぶられる場になったのではないでしょうか。参加者の皆さま、そして塩谷先生、ありがとうございました!
次回はいよいよ第3回目。テーマは「サプリメントのかしこい選び方―抗酸化・免疫力アップ―」です。皆さまのご意見を参考に、よりよい集いを作っていきたいと考えています。

  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧