第１回『ここまでできる肌の若返り―シミ、しわ、たるみ―』

９月１６日（水）、『ここまでできる肌の若返り』をテーマに、第１回の「アンチエイジングカフェ」を開催しました。今回から始まった「アンチエイジングカフェ」は、アンチエイジングネットワークの塩谷信幸理事長がそれぞれのテーマの講義をした後、参加者とそのテーマについてディスカッションをする新しい形式のセミナー。これに関して塩谷理事長から「今までのセミナーや講義では、講師側から情報を提供するだけの一方通行になってしまい、結局受講者側の意見や感想が分からなかったため、この様な形式にすることで双方の考えを交換できるような場にしたい。」との説明がありました。またこのセミナーのもう一つの目的として、「取り扱うテーマはライフスタイルに即したものであり、持ち帰ってご自分で実践できることを見つけてもらえたら…。」と今回の試みについて語りました。

□■外科医に教わる、肌の基本■□
そもそもアンチエイジングとは…？

最近「アンチエイジング」という言葉がありとあらゆるところに溢れ、情報が氾濫しています。まずは「アンチエイジング」の意味と目的について改めて塩谷理事長が以下のように語りました。

『アンチエイジングとは時計の針を止めるような不老不死を目的としたものではなく、時計の進みを少し遅らせ、老化を遅らせることです。そしてアンチエイジングの本来の目的とは、「健康長寿」であり、女性についてはこれに「美」という目的がプラスされるということなのです。』

肌の構造などの説明を聞いた後は、皮膚老化の原因やそれに対する医療行為についてなど、画像を使って分かりやすい説明がありました。医師側から見た生の医療行為のお話を聴くことは、貴重な機会だと思うので参考になった方も多いのではないでしょうか。

□■カフェの時間■□
講義のあとはいよいよ質問の時間です。今回のセミナーは「アンチエイジングカフェ」ということで、事務局で美肌ドリンクをご用意しました。今回のドリンクは「シミ、しわ、たるみ」のテーマに合わせ、お肌に良いことで知られるビタミンＣを意識したローズヒップとアセロラのドリンクです。そしてこのドリンクを味わいながら、参加者の皆さまの質問に塩谷理事長が答えました。「最近日本での認可が下りたばかりのボトックス」、「大人ニキビ」、「医者選び」など、参加者の皆さまの美意識の高さや積極性を強く感じる質問が多く、事務局としては本当に嬉しく思いました。
実際１回目を終えてみて、参加者の方から「医療から見たアンチエイジング情報が聞けてよかった」、「（医療行為に関しての）効果と副作用の関係が聞けて参考になった」などの感想をいただきました。専門医からアンチエイジングのお話が聴けるということももちろん、塩谷理事長ならではの中立的でユーモアを交えたセミナーは、かなり価値のあるひと時となったのではないでしょうか。

初開催の「アンチエイジングカフェ」。このセミナーをよりよいものにしていくため、参加者の方のお声を参考に見直すべき点を改めながら、多くの方のアンチエイジング活動に役立てればと思います。
参加者の皆さま、塩谷理事長、本当にありがとうございました。次回は「ホルモン・更年期障害」についてです。ホルモンは健康で美しくあるために欠かせない物質です。ご興味のある方は是非ご参加ください！

（ＡＡＮ　ＷＥＢ編集部・小田真弓）