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医学検査の総合体験ができるイベント「ケンサEXPO’09」が、2009年7月30日(木)~8月2日(日)まで、パシフィコ横浜で開催された。

このケンサEXPO’09は、日本で初めて開催される、一般の方向けの医学検査総合体験イベント。日々進歩しているさまざま医学検査の種類を紹介するほか、実際にその場で体験できる検査コーナーがあったり、食や運動など、健康増進に関係する企業ブースありの盛りだくさんの内容で、大人はもちろんのこと小学生まで検査をより深く知ることができるイベントだ。

子ども向けとしては、夏休みの自由研究のためのヒント満載の「夏休みのケンサ自由研究」コーナーや、心電図や寄生虫ケンビ鏡体験ができるワークショップ(予約制で締め切ったが、当日会場でのキャンセル待ちを受け付けている)、子供向けイベントや展示、配布物を用意する企業ブースがあり、大勢の親子連れが詰めかけた。

特に子供の人気が高かったのが、ヨード卵・光の日本農産工業(株)のブース。こちらのブースでは「食育」をテーマに、「ニワトリは一日で何個卵を産むの?」「ヒヨコって何日間卵を温めたら生まれるの?」などの卵に関する質問に答えるコーナーや、生卵とゆで卵を当てるコーナーなど、遊び感覚で卵の知識を増やせる。ヨード卵・光で作ったバウムクーヘンや、金太郎飴も配っていた。
大人向けには、大学とヨード卵・光の機能を共同研究し、学会等で発表した、ヨード卵・光を摂取した場合の「インスリン分泌能改善効果」「乳がん予防」「肝障害抑制作用」「アトピー性皮膚炎改善」などのデータを公開展示した。

順番待ちの行列ができていたのは、検査体験を無料でできるコーナー。血圧脈波検査・頚動脈エコー検査による「動脈硬化検査」、血圧、体組成測定、心電検査、骨密度測定、脂質関連(総コレステロール・中性脂肪・HDL・LDL)、HIV(希望者)などの検査体験が用意されていた。

ケンサ体験ゾーンのひとつ、糖尿病の早期発見または糖尿病の合併症予防に有用な「HbA1c」の測定コーナー(測定協力 シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社)では、指先から少量の血液を採取後、10分ほどで血液中のHbA1c値(%)がわかる。

健康状態を保つには、まず自分の体を知ることが大切。病気の早期発見や、生活習慣病の予防のために医療機関や保健所等で定期的に検査を受けるべきだ。その検査の内容を体験しより深く知ることができるイベントであった。

“ケンサ習慣”つけましょう。見て、学んで、体験する4日間。
ケンサEXPO’09
2009年7月30日~8月2日
パシフィコ横浜 展示Bホール
(神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1)
入場無料
主催●社団法人神奈川県臨床衛生検査技師会

(AAN WEB編集部 松本理恵)

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